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「ヤフオク!」オークション形式でのマスクの出品禁止へ、経済産業省が要請

2020年03月05日 20:03  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「ヤフオク!」お知らせページ
インターネットオークションサービス「ヤフオク!」が、日本国内でのマスクや消毒液の品薄状態を受けて、3月14日から当分の間、オークション形式のマスク出品を禁止する。
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 ヤフオク!などのネットオークションでは現在、マスクをまとめて数百枚単位で出品するケースが増えており、定価の3~4倍程度の高額出品も相次いでいる。経済産業省はこれまで高額取引の自粛を事業者に求めてきたが、状況の改善が見られないため、現在は出品自体を控えるよう要請している。
 経産省からの要請を受け、ヤフオク!は適切な価格かつ小ロットでの販売を推進する対策を強化。3月14日以降、即決価格のみでの入札を受け付ける販売形式「フリマ(定額)」に設定されていない商材の出品を発見した場合には出品削除等の措置を実施するという。
 また、「フリマ(定額)」設定で出品した場合においても、必要な量のマスクがより多くの消費者の手に渡るよう、出品時に小ロット単位で適切な価格での出品を呼びかけている。「適切な価格(従来市場での流通価格等)と比較して社会通念上不相当な価格が設定されている」「社会通念上不相当に多量のマスクをセットで出品している」とヤフーが判断した場合には、出品削除などの措置を取るという。
 このほか入札者に対しては、必要な人がマスクや消毒液を確保できるよう配慮した上で、落札するよう呼びかけている。
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