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「イケア」広島と群馬の店舗は7年経ってもオープン未定 都心出店強化の狙いとは

2020年03月04日 16:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「イケア」公式サイトより
イケア・ジャパンは今年に入り、渋谷駅前に構える日本初となる法人向けスタジオ型店舗「IKEA for Business」や、初の東京都心型店舗「IKEA原宿」(4月25日オープン)を出店するなど、都市部の展開を強化している。一方で、2013年に土地を取得した広島駅北口エリアと、2015年に開業を予定していた群馬県前橋市の店舗については、現在もオープンに向けた準備が進められていない状況だ。
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 イケア・ジャパンは、群馬県のショッピングモール「パワーモール前橋みなみ」に隣接する土地を取得し、群馬県初となるイケアストアを出店する計画を2013年に発表。当初は2015年頃の開業を予定していたが、未だ更地のままだ。広島駅北口エリアの計画地も現在は時間貸し駐車場となっており、新店舗の開業時期は未定だという。
 同社の広報担当者によると「当初の計画発表時より顧客の購買傾向とニーズが変わってきている」とし、現在は顧客がより便利な場所やタイミングで買い物ができる方法として、オンラインストアと都市型店舗の出店を強化。東京都内および大阪エリアにおいては、新たな都心型店舗や法人向け店舗の展開を検討しているという。広島と群馬の店舗については開業計画が頓挫したわけではなく、出店の方針に変更はないとしている。
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