家庭用ゲーム雑誌「ファミ通」を発売するKADOKAWAは3月4日、「2019年の国内家庭用ゲーム市場」に関する調査結果を発表した。集計期間は18年12月~19年12月。
昨年最も売れたゲームソフトは、ニンテンドースイッチの「ポケットモンスター ソード・シールド」だった。推定販売本数は、パッケージ・ダウンロードを合わせて372万5694本。発売日が19年11月15日と集計期間は1か月強しかなかったが、他のタイトルを大きく引き離した。
今年も「どう森」「FF」と期待のタイトル、続々……
2位に輝いたのは、同じくスイッチの「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(同137万1979本)。18年12月の発売開始から2年連続のミリオンヒットを達成した。リリースによると、累計販売本数は404.2万本。これはスイッチ向けソフトでは唯一の400万本突破タイトルで、歴代1位となっている。
3位以降も「キングダム ハーツⅢ」(PS4、同99万6125本)、「スーパーマリオメーカー2」(スイッチ、同96万3104本)、「モンスターハンターワールド:アイスボーン」(PS4、82万9610本)などの人気タイトルが続く。
このほか、トップ10には「New スーパーマリオブラザース U デラックス」(スイッチ、同82万9538本)、「モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション」(PS4、同81万1626本)、「マリオカート8 デラックス」(スイッチ、同78万2735本)、「Minecraft」(スイッチ、同77万9655本)、「ルイージマンション3」(スイッチ、59万6429本)が名を連ねた。
ハード市場では、スイッチの携帯版「Nintendo Switch Lite」が登場し、10年9月の発売開始から4か月で104万台以上を販売。2機種合計では約450万台を売り上げ、2位の「PS4」(年間販売台数119.6万台)を引き離し2年連続のトップに輝いた。
20年は、3月20日発売予定のスイッチ「あつまれ どうぶつの森」やPS4「ファイナルファンタジーⅦ リメイク」(2020年4月10日発売予定)といった新作が発売予定。また、ハード市場でもPS5とXbox Series Xの発売が発表されており、新たな盛り上がりが期待される。