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ZOZOが靴の専門モール「ゾゾシューズ」開設、サイズの相性度表示で「最もシューズが買いやすいEC」目指す

2020年03月04日 13:32  Fashionsnap.com

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ZOZOが3月4日、足の3Dサイズを計測できる「ゾゾマット(ZOZOMAT)」を活用した新サービス第1弾として、靴の専門モール「ゾゾシューズ(ZOZOSHOES)」をゾゾタウン(ZOZOTOWN)内にオープンした。ZOZOは同日に、報道関係者を集めた発表会を開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてYouTubeでのライブ配信に変更し、サービスの詳細について説明した。
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 ゾゾマットはマットに足をのせ、専用アプリの音声案内に従いスマートフォンのカメラで足の周囲を撮影すると、足長や足幅、足囲といった足の複数箇所のサイズをミリ単位で計測可能。3Dデータはアプリ内で確認でき、価格および送料は無料となっている。当初の配送時期は昨年の秋冬を予定していたが、先月末に配送を開始した。発表会に登壇したZOZOの伊藤正裕取締役兼COOは、配送遅延の理由として「ゾゾマットからのシューフィッティングは約6万回、述べ5,000時間以上かけてきた。ゾゾスーツでの教訓を活かし、万全の状態でローンチしたかった」と説明。ゾゾマットの配送依頼は現時点で71万件受けており、配送から5日間で既に8万4,312件の計測データが集まっているという。
 シューズカテゴリーの強化策の一環となるゾゾシューズでは、ゾゾマットで計測した足の3Dサイズデータをもとに、対象のシューズの各サイズに対してサイズ感に満足できる確率を「相性度」として表示することで、試着なしでもユーザー自身に合う靴のサイズを見つけやすくした。ブランド名やカラー、人気モデル、機能性、着用シーンなどからシューズの検索ができるほか、コーディネートの提案、人気モデルのストーリーを紹介するなど、靴選びをアシストする機能やコンテンツを用意している。現在はゾゾタウンが取り扱うブランドから約100種類のモデルをラインナップしており、今後順次拡大を予定。このほか、ゾゾシューズの展開開始を記念したキャンペーン「ZOZOSHOESオープン記念 10,000足プレゼントキャンペーン」を実施。抽選で1万人を対象に、ゾゾマット対応シューズから好きなモデルを提供する。
 伊藤取締役兼COOは「ゾゾタウンの靴カテゴリーの商品取扱高は年間約400億円で、靴の市場規模自体は国内だけでも約1.4兆円ある。まだ伸び代はあると思う」とコメント。ゾゾシューズでは「最もシューズが買いやすいEC」を目指し、靴カテゴリーにおける商品取扱高の拡大を図る。同社はシューズ以外にもカテゴリー強化を図る戦略として、ゾゾスーツ、ゾゾマットに続く新たなアイテムを開発中だという。
 発表会には、ゲストとして今回のキャンペーンのキャラクターを務めるタレントのMattが登壇。ゾゾシューズでの靴選びを体験したMattは「時間をかけずに、スムーズに計測できる。自分にぴったりのシューズをシューズを選べるのは素晴らしいと思う」と感想を述べた。
■ZOZOSHOES