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主人公ウニの強い意志を秘めた眼差し 『はちどり』ポスタービジュアル&シーン写真公開

2020年03月03日 09:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

 韓国映画『はちどり』の公開日が4月25日に決定し、ポスタービジュアルとシーン写真が公開された。


【写真】シーン写真


 38歳のキム・ボラ監督による初長編作品である本作は、監督自身の少女時代の体験をベースとして、誰しも経験したことのあるであろう思春期特有の揺れ動く思い、そして家族との関わりを繊細に描いた物語。2018年釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部門をはじめ、国内外の映画祭で45を超える賞を受賞した。


 1990年代の韓国で、14歳の少女ウニ(パク・ジフ)は、何百もの世帯が暮らす無機質な姿をした集合団地で両親、姉、兄と共に生活している。思春期を迎え、大人の世界への興味も持ち始めていたウニは、学校にあまりなじめず、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女の子とデートをしたりして過ごしていた。ウニの両親は、朝から晩まで小さな店を切り盛りし、厳格な父は子供たちに学歴や世間体を求めるばかりで、彼らの心の動きと向き合う余裕がない。ウニは、自分に無関心な大人たちに囲まれ、どこか孤独な思いを抱えていた。そんななか、初めて自分の人生を気にかけてくれる大人に出会う。


 公開されたポスタービジュアルは、主人公ウニの未来への強い意志を秘めた眼差しを捉えたもの。「この世界が、気になった」というキャッチコピーが中心に添えられ、ウニがこれから出会う世界への希望と不安を感じさせるものになっている。あわせて公開されたシーン写真は、友人とともに教室で学習する様子や、放課後のデートシーン、友人とのたわいない時間などを切り取ったものとなっている。


(リアルサウンド編集部)