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『テラスハウス』東京編・第35話ーーー社長、夢への想いが強すぎて“廊下のモンスター”に変貌

2020年03月03日 00:31  リアルサウンド

リアルサウンド

『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信中のリアリティーショー『テラスハウス』。新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の第35話が、本日3月3日に配信された。


(関連:聡太との共通点から感じる社長への期待 『テラスハウス』第33話未公開映像


 朝食のあと、ダイニングテーブルで話し込むビビと「社長」こと俊幸。ビビの口から気になる一言が飛び出した。「距離置こうと思った瞬間に、めっちゃ向こうから連絡が来るようになって」。話題は元テラスハウスの住人、横浜ビー・コルセアーズのキャプテン・凌のことだ。ビビの想いを受け入れることなく、テラスハウスを去っていった凌。だがビビ曰く、今頃になって、凌から日本に残ってほしいと言われたという。困惑しつつも喜びを隠せないビビは、クリスマスに凌に会いに行くつもりでいた。


 だが、このクリスマスデートは叶わぬものとなってしまう。この夜、ビビは凌と電話で話す約束をしていた。凌から電話がかかってきて、嬉しそうに階段を登っていくビビ。しかし、その後しばらくしてからリビングに降りてきた彼女の表情は暗かった。花から「どうだった?」と聞かれたビビは、クリスマスデートに『テラスハウス』のカメラが入るかもと伝えた途端に、凌が「撮影するのは疲れる」と難色を示し出したことを説明する。


 みんなの前では「(凌は私のことを)好きって言ってくれたけど、それなりの好きじゃない?」「全然、もう、何か……(凌への感情を)割り切った!」と、涙をこらえて気丈に振舞うビビ。そして今後は凌と会わないと決めたビビは、自らこの恋を終わらせるのだった。翌日、雨の昼下がり、毛布にくるまってすすり泣くビビの声が、女子部屋に悲しく響き渡る。


 東京・青山のオシャレなイタリアン『FRANZUYA』でランチデートをする俊幸と夢。ゴージャスな雰囲気の店内で、二人は食事を楽しんでいた。すると俊幸が「第一印象で誰がいいとかある?」と、ズバリ直球な質問をぶつける。「ハハハッ、トシ君ですかね」と答える夢。「マジか、へえー」と平静を装う俊幸だが、表情が緩んでいたのは見過ごせない。「なるほどなるほど、それはうれしい」「フフフッ、なるほどね」と隠し切れない喜びがあふれてしまう俊幸だった。


 自らを優柔不断と称する夢の好みは、なんでも決めてくれる年上男子。好きになるのに、外見は気にならないとのこと。そんな話を聞いて、すっかり気をよくした俊幸は、次のデートとしてお台場ドライブデートの約束を取りつける。さらに、俊幸のギアは上がっていき、最終的には、夢の実家がある北海道にまで一緒に行くと言い出していた。何につけても積極的な俊幸。一歩間違えれば引かれてしまいそうなアプローチの仕方だが、夢に対しては功を奏しているように感じられる。


 男子部屋には、快と俊幸の二人。スタンドアップコメディアンの快は、その日のライブで観客をわかせたことに気をよくしていた。素直に喜びを分かち合ってくれる俊幸の姿にもうれしそうな快。二人の会話はどんどん盛り上がっていった。そして、話題はいつしか女子のことに。快が女の子とはどうなっているのかと尋ねると、俊幸は「やっぱ夢、気になるかなっていう」と気持ちを明かす。夢とはノリが合うし、一緒にいて楽だと感じているのだとか。「じゃあ、もう壁ドンやっちゃう?」と快が煽ると、俊幸は「逆に壁ドンすればいいじゃん? 花に。クリパで壁ドンでしょ!」と投げ返した。俊幸はここから真面目モードに入っていき、快の恋愛事情にかなり親身になってアドバイスを送っていく。俊幸なりに快と花の恋を応援しているようだ。


 クリスマスパーティの準備が始まった。俊幸、夢、志遠によって美しく飾り付けられたツリーが点滅する。夜になると、色とりどりのサンタ帽やトナカイの角の飾りを付けたテラスハウスメンバーがテーブルを囲み、クリスマスのごちそうを前に乾杯した。カードゲームでちょうど盛り上がっている最中に、志遠が「夢さん、ちょっとプレイルームで」と夢を誘い出す。その言葉に、即座に反応する俊幸。だが、そのまま二人はプレイルームへと消えていった。


 すると、今度は快が「ちょっと花と話したいかも」と花を男子部屋へ誘うのだが、このタイミングで、俊幸がとんでもない行動に出る。夢と志遠のことが気になって仕方がない俊幸は、おもむろにプレールームの前まで行くと、閉まっているドアに体を寄せて、聞き耳を立て始めたのだ。これには花も「盗み聞きしてんじゃん、あの人」と思わず笑ってしまい、他のメンバーも呆れた様子。


 その後、男子部屋に移動した快と花は、過去のデートの話で盛り上がっていた。ふと、快が雄々しい姿を見せる。「俺はすごく一緒にいて楽しいし、花のこと気になってるし、だから……」と告白を始める快。花は「えっ、恥ずかしい」と両手で顔を覆う。続けて、快は「俺は、花が逆に俺のことどう思ってんのかなっていうのは知りたい」と正直な気持ちをぶつけた。「フフフッ」「ダメだ、もう……」と恥ずかしさに倒れそうになりながらも、やっとの思いで答える花。「友達としてめっちゃいいヤツって思ってたけど、最近は……前の感情とは違います」。そういいながらも、しきりに照れる花。「いい意味で? 悪い意味?」と快に問われ、花は「いい意味で」と答えながら、またもや顔を覆って倒れ込む。リングの上での頼もしさとは対照的に、恋愛モードの花は誰よりも“女の子”だ。そんな花を人一倍大切にしている快。笑顔に満ち溢れた、東京編2組目のカップルが誕生しそうだ。


 その頃、プレールームでは、俊幸に盗み聞きされているとは思ってもいない夢と志遠が、二人で夕食を作る約束を交わしていた。年末年始を迎えるという時期的なこともあって、この計画が実行されるのは年明けということに。2歳年上の夢がちょっぴりお姉さんらしく、志遠との会話をリードする。


 話が済んだ夢と志遠が部屋を出ようとすると、俊幸と鉢合わせに。「えっ?」と驚く夢に、俊幸は「ちょっと行こうよ、プレールーム」と声をかけ、夢をまた部屋の中に押し戻した。これには夢も困惑気味で、「え? 飲みました?」と笑いながら質問を投げる。「めちゃくちゃ飲んだよ、ヤバいよマジで」と答える俊幸は、実際にかなりアルコールが入っている様子。“ピンクのサンタ帽とキラキラモールを身にまとった酔っぱらい”という、画的にもかなりシュールな俊幸が出来上がった。「明日さ、ドライブしようよ」と志遠よりも先にデートを決めるまでは良かったのだが……ここから、なぜか夢に自分の足を押さえさせ、おもむろに腹筋を始める俊幸。さすがに夢も「えっ、どういうシチュエーション!? ヤバッ!」と混乱しながら笑っていた。


 第35話は黙々と腹筋を続ける俊幸の姿で幕が降りる。


 涙で恋を諦めた者もいれば、あと少しでカップル成立という者も。ビビと花の恋は大きく明暗を分けた。新メンバーの 「社長」こと俊幸は、すでに自身のSNSで、間接キスの時の瓶ビールの飲み方を自らネタにし、「#ビンスイチャレンジ」として布教するなどメンタルの強さを見せている。今後の動きが気になって仕方がない。(文=Nana Numoto)