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大手百貨店2月売上高が前年割れ、新型コロナウイルス感染拡大が影響

2020年03月02日 19:22  Fashionsnap.com

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伊勢丹新宿店 Image by: FASHIONSNAP.COM
三越伊勢丹ホールディングス、高島屋、松屋、エイチ・ツー・オー リテイリング、J.フロント リテイリングなど百貨店各社が3月2日の今日、2月の売上速報を発表した。日本国内での新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛ムードが広まり、各百貨店の売上高に大きなダメージを与えた。
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 各社の売上高の前年同月比(速報値)は三越伊勢丹が15.3%減、エイチ・ツー・オー リテイリング(阪急阪神百貨店、神戸阪急・高槻阪急を除く)が14.3%減、松屋が31.6%減、高島屋が11.7%減、J.フロント リテイリング(大丸松坂屋百貨店)が21.8%減だった。三越伊勢丹ホールディングスでは、売上が5ヶ月連続で前年実績を下回った。インバウンド売上に関しては、新型コロナウイルスの影響による訪日客数減と、春節期間が前倒しになったことによるマイナス反動が重なり、グループ百貨店の全店舗で前年割れとなった。
 免税売上高の前年同月比は高島屋が69.9%減、大丸松坂屋百貨店が75%減と大きく減少。阪急阪神百貨店では、阪急うめだ本店や阪神梅田本店など都市型4店舗のインバウンド売上が前年同月比68%減となった。
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