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阪急阪神百貨店のインバウンド売上が大幅減、新型コロナウイルスの影響で来店客数も減少

2020年03月02日 16:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

エイチ・ツー・オーリテイリングの公式サイトより
エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)が、阪急阪神百貨店の2020年2月度の売上速報を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、既存店売上高(神戸・高槻阪急を除く)は前年比86%と大幅に減少。特に阪急うめだ本店や阪神梅田本店など都市型4店舗のインバウンド売上は、春節期間が1月に前倒しとなったことも相まって前年比32%となった。
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 2月は売上高だけではなく来店客数も激減し、特に60歳以上の高齢者や子連れのファミリーの来店減少が目立ったという。阪急本店(阪急メンズ大阪を含む)では入店客数が前年比83%となり、インバウンド売上は化粧品などの消耗品に対するマイナス幅が大きく、前年比27%となった。
 都市型店舗への影響が大きかった一方で、郊外型店舗の売上高は前年比97%と微減したものの、大幅なマイナスは見られなかった。郊外型店舗と位置付ける高槻阪急は改装効果もあり、売上高は4ヶ月連続で前年を上回ったという。
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