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キム・カーダシアン、米社会は肌の色で「とても差別的」「どれだけ多くのことが間違っているのか」

2020年03月01日 18:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

『CR Fashion Book』に登場したキム・カーダシアン(画像は『CR Fashion Book 2020年2月24日付Instagram「For the first time ever, @kimkardashian, @cher, and @naomi join forces for CR Fashion Book’s brand new, power-themed issue.」』のスクリーンショット)
カーダシアン三姉妹の次女キム・カーダシアン(39)はテレビタレントやモデル、実業家としての顔のほか4人の子供を育てる母親でもある。自身が出演するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(Keeping Up with the Kardashians)』では、最新エピソードで姉コートニー(40)に殴りかかるなど話題の絶えないセレブと知られるが、そんなキムが米社会にはびこる肌の色による「差別」に言及した。

キム・カーダシアンにはラッパー兼プロデューサーである黒人の夫カニエ・ウェスト(42)との間に4人の子供がいる。そのキムが、このたび歌手シェールやモデルのナオミ・キャンベルと共に表紙を飾った『CR Fashion Book』のインタビューで、アメリカの刑事司法制度や刑務所改革について触れ、長年蔓延る「差別社会」の問題について語った。

「私はこの国で4人のブラック(黒人)の血を引く子供を育てているけれど、私達が住む社会のシステムはブラックやブラウン(黒人でも白人でもない茶色の肌を持つ人々、ラテン系アメリカ人を指すこともある)に対してとても差別的だわ。正直、ちゃんと調べてみるまで差別的な社会のシステムについて全く分かっていなかった。実際にどれだけ多くのことが間違っているのか、その事実を知った時にいてもたってもいられなくなったの。彼らにとって住みやすい環境を作るために、私は自分ができることをしていきたい。」

キムは2018年、初犯かつ暴力行為をしていないにもかかわらず麻薬絡みの罪で終身刑の判決を受けた黒人女性アリス・マリー・ジョンソンさん(当時63)の減刑を求めて働きかけを行った。トランプ米大統領及び政府にアリスさんの恩赦を請願した結果、1997年の終身刑判決から21年後、ついにアリスさんの釈放が2018年6月に認められたのであった。

このようにキムが差別的な社会のシステムに関心を持ち始めたきっかけは「黒人である夫との結婚や、その血を引く子供を育ててきたこと」だという。また「私は世間一般に対するよりも、自分や子供達に対する責任があると感じているわ。そして子供達にとってロールモデルでありたいの」と“お騒がせセレブ”らしからぬ発言をした。

なお詳細は4月放送予定のドキュメンタリー番組『Kim Kardashian West: The Justice Project』にて、キムがどのように行動を起こしていくか明かされるという。

画像は『CR Fashion Book 2020年2月24日付Instagram「For the first time ever, @kimkardashian, @cher, and @naomi join forces for CR Fashion Book’s brand new, power-themed issue.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MIE)