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ユナイテッドアローズなど3社合弁事業、試着シェアアプリ「フィットム」が1年未満でサービス終了

2020年02月28日 14:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

フィットムの公式サイトより
ユナイテッドアローズ、シグマクシス、博報堂DYメディアパートナーズの3社による試着シェアアプリ「フィットム(fitom)」が、3月31日をもってサービスを終了することが決定した。昨年5月の運用開始から1年未満で終了することになる。
>>ユナイテッドアローズなど3社が試着画像のシェアアプリ「フィットム」を開発、5月上旬に提供開始

 フィットムは個人の試着情報のシェアを通じて、消費者の買い物の利便性向上および参加ブランドの販売促進を支援するアプリケーション。ユナイテッドアローズ系列の17ブランドを対象に、ネット通販で気になる商品を「試着してもらいたい」ユーザーはアプリ上で試着画像をリクエストすると、実店舗を利用するユーザーが代わりに該当商品を「試着してあげる」という流れで、試着画像をシェアしたユーザーはインセンティブとしてポイントを獲得することができる。また、リクエストをしたユーザーが試着画像を見て該当商品をネット通販で購入した場合、フィットムが参加ブランドから一定の手数料を得る。3社の出資比率はシグマクシスが39%、ユナイテッドアローズが34%、博報堂DYメディアパートナーズが27%で、事業開始当初は2024年までに1,000万ダウンロードを目指していた。
 サービスの終了理由については運営会社のfitom社は「今後のサービスの成長が見込まれないと判断したため」と説明。試着のシェア、試着画像の閲覧、ポイントの利用は3月31日まで利用可能だという。
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■フィットム:公式サイト