トップへ

高級フレグランスメゾン「クリード」が米ファンドに売却、ディアジオ会長が投資

2020年02月27日 20:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「クリード」公式サイトより
高級フレグランスメゾン「クリード(CREED)」が、米資産運用会社BlackRockのプライベートエクイティファンド Long Term Private Capital(以下、LTPC)に売却する契約を締結した。BlackRock LTPCのアドバイザーであり、「スミノフ」や「ギネス」などを販売している英酒造会社ディアジオ(Diageo)会長のJavier Ferránが投資し、クリードの新社長に就任する。

 クリードは、1760年にイギリスでヘンリー・クリード(Henry Creed)によって設立され、1824年にフランスに拠点を移した。ヨーロッパ各地の王室から王室御用達を授与されている。創業家6代目のオリヴィエ・クリード(Olivier Creed)氏は売却後もメゾンの調香師として携わるという。
 Javier Ferránはバカルディで社長兼CEOを経験し、現在は国際統合航空グループ(IAC)やコカ・コーラ・ヨーロッパ・パートナーズの非常勤取締役も務めている。今回の売却は、BlackRockLTPCにとって初のヨーロッパへの初の投資となる。
【あわせて読みたい】ブルーベル・ジャパン、高級フレグランス「クリード」の輸入販売を終了