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JO1の“大黒柱”川尻蓮、グループを引っ張るハイレベルなダンスパフォーマンス メンバーを包み込む温かい人柄も

2020年02月27日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

JO1

 ついに、JO1のデビュー日まで1週間を切った。華々しいデビューを飾るべく、すでにメンバーたちはテレビやラジオ、ネットなど様々な場に登場し、度々話題となっている。着実にスター街道を突き進むJO1。そんな彼らの魅力を少しでも多くの方に伝えるべく、これまで豆原一成、川西拓実、金城碧海、河野純喜、白岩瑠姫と5人のメンバーを取り上げてきた。今回は、グループをダンスで引っ張る川尻蓮(かわしりれん)に注目したい。


(関連:『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生、JO1の素顔に迫る パフォーマンスへの真摯な思いが明らかに


 福岡県出身の川尻は、1997年3月2日生まれの22歳。デビュー2日前に23歳を迎えるという、“持っている”男だ。『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!/TBS系)放送開始前から注目を集めており、番組スタート前に公開されたテーマソング「ツカメ ~It’s Coming~」ではセンターに就任。放送前のマスコミ向けお披露目会でも、マスコミ関係者から「やっぱりセンターの子は(オーラが)違う」という声が聞こえてきたこともあった。番組内でも第1回のレベル分けテスト時に「SNSで話題の練習生登場」、「放送前から大注目」とテロップが出るほどで、評価はもちろんAクラス。その後も飛び抜けたダンススキルを武器に1位、2位という高順位をキープし続けた。一方で、1分PR動画ではユニークな一面も見せ、多くの人の心を掴んできた結果、最終回では2位に輝いたのである。


 そんな川尻の武器は、言わずもがなダンスだろう。『PRODUCE 101 JAPAN』に参加する以前も川尻はダンサーとして活躍しており、錚々たる有名アーティストの作品やコンサートに参加した実績を持つ。『PRODUCE 101 JAPAN』のプロフィールにはフリースタイルダンスが得意とあるが、そもそもフリースタイルは様々なジャンルをマスターしていないと決まらないダンスだ。同番組を見ていると、ダンスのレベルが高いことは一目瞭然だが、ダンスに対する貪欲さも感じられる。例えば、第5回で行なわれた「ABCDFクラス別対抗ダンスバトル」ではジャズダンスに挑戦。「ジャズとかよく分かんないけど行っとくか」とチャレンジし、練習生たちを沸かせたシーンもあった。


 さらに、彼のダンスの魅力は表現力にもある。川尻のダンスを見ていると曲に合う表情を作ったり、目線まで使って表現をしたり、全身で見る人の視線を掴んでいる。例えば、ワイワイ感が楽しいCM「JO1×ワイモバ学割 |『BIG Y!』Long Ver.」では満面の笑顔を見せて踊っているが、「『無限大(INFINITY)』MV」ではクールな表情を見せて力強くパフォーマンスをしている。また、「『無限大(INFINITY)』Practice Video」で川尻に注目してみると、カメラを見たり、上を見たり、下を見たり……と頻繁に目線が動いているのも分かる。「神は細部に宿る」と言うように、ちょっとしたディテールまで隙がないことこそ、川尻のダンスレベルの高さにつながっているのではないだろうか。


 さらに言及したいのはその人柄。川尻は、非の打ち所がない人格者なのだ。例えば、これだけダンスが上手ければ多少天狗になってしまいそうだが、そんなことは一切ない。むしろ、「そんな低レベルなことを考えてしまって申し訳ない」とこちらが思わざるを得ないほど、謙虚なのだ。『PRODUCE 101 JAPAN』を見ると、分け隔てなく優しくダンスを教えている姿が多々見られる。しかも、強く物事を言うこともほとんどない。「デビュー評価合宿未公開シーン」の、寝ている川尻の横で鶴房汐恩と木全翔也が「Happy Merry Christmas」をマイクで楽しそうに歌っている場面。徐々に多くの練習生たちが集まって歌い始めるが、文句1つも言わずにじっと寝ている川尻には驚いた。他にも、ソフトバンクの動画コンテンツ『Artist Push! Push!』に第29回ゲストとしてJO1が出演した時のこと。全員でサッカーチームのポジションを決めている時に、「木全は相手ディフェンダー」とメンバーで戯れてる中、川尻は「だめだよ、かわいそうだよ」と木全の背中を撫でていた。こういった優しさ溢れる仲間思いな部分が素であるから、川尻は素晴らしい。


 以前、インタビューをした際に川尻は「いつも一緒にいる僕でさえ、(メンバーのことを)こんなにかわいいって思うなら、JAMの皆さんは本当にかわいいと思うはず」と語っていた。圧倒的なダンススキルでグループを引っ張りながら、優しくあたたかな目でメンバーを見守る。そんなあたたかく、器の大きい“大黒柱”川尻にハマらない人はいないのではないだろうか。(高橋梓)