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マクドナルド、従業員のマスク着用禁止を否定 「状況によっては本部に相談の上、着用が認められます」

2020年02月26日 18:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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国内でも感染が相次ぐ新型コロナウイルス。対策手段の一つとして、最近何かと話題に上がるのが"マスク"だ。マスク着用は飲食チェーンの従業員にも広がっているが、対応スピードには差があるようだ。

キャリコネニュース編集部が2月26日、都内の飲食チェーンを見て回ったところ、ファストフードチェーンやカフェなど9店舗中8店舗で従業員がマスクを着用。しかし、編集部から近いマクドナルド大門店ではマスクを着用する従業員はいなかった。

日本マクドナルド、感染症に関する独自の危機レベルを設定


マクドナルドを巡っては2月25日、一部ネット記事で従業員がマスク着用を禁止されているなどと報じられ、ネット上で議論になった。同社の広報担当者は「マスクを禁止している事実はございません」と否定する。

同社によると、日本マクドナルドでは感染症の流行状況に応じて、独自の危機レベルを設定。今回のコロナウイルス拡大に際しては、1月下旬にレベルを一段階上げたという。現在の状況について、前述の担当者は

「接客従事者は、状況によっては本部に相談の上、マスク着用が認められます」

と説明する。今後については「社会情勢などを見極めながら新たな対策を取りまとめている」と話した。

モスバーガーは本社から全国の店舗にマスクを一斉送付

ちなみにロッテリアでは、1月下旬から従業員のマスク着用を許可。店舗の要望があれば、マスクの納品も行っている。同社広報は「従業員の感染を防ぐために許可した」と理由を語る。

モスバーガーでは「着用はあくまで店舗判断」としながらも、今回のコロナウイルスに際して、本社から全国の店舗にマスクを一斉送付した。広報担当者は

「今後も必要に応じて、マスクの支給を続けていきたい」

とコメントしている。

いずれの企業でも、平常時のマスク着用は原則禁止。接客する上での印象のほか「健康を害している従業員が店舗に出入りすることはない」(モスバーガー広報)ということが主な理由のようだ。マスクを支給したりする対応はまさに"異例"と言えるだろう。

ツイッター上では「飲食店スタッフはマスクしていたほうが安心」といった投稿が相次いでいる。