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西川貴教、新型コロナ巡る「『自己責任』は無責任」発言の反響受け「熟考しています」

2020年02月26日 12:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「開催して感染者を出せば間違いなく袋叩きに…」懸念を示した西川貴教
ミュージシャンの西川貴教が、新型コロナウイルスへの対応を巡りライブイベントを決行するか中止するか悩んでいるようだ。2月25日にTwitterでイベント対応の具体的な指針について「そろそろ政府でちゃんと決めて欲しい…」と提言したところ、「心中お察しいたします」、「他力本願ですか? 貴方程の御仁が…」など様々な声が寄せられた。彼はそうした反響を受けて「熟考しています」というのだが…。

ロックバンド・WANIMAが2月8日に行った福岡公演に来場した20代の女性が、その後に発症したことで新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。事態を受けてWANIMAは2月29日・3月1日に開催予定だった福井公演と7日・8日に予定していた愛媛公演の中止を決定した。

また、テクノポップユニット・Perfumeは2月24日に公式サイトで、25日・26日に東京ドームで開催する東京公演について「場内での感染症予防対策を十分に行い、開催いたします」、「新型コロナウイルス感染拡大予防の趣旨をご理解頂き、手洗いやうがいの徹底、咳エチケット等ご協力をいただきますようお願い申し上げます」と呼びかけつつ、「残念ながらご来場が叶わないお客様におきましては、払い戻し対応を実施いたします」と発表した。

西川貴教は4人組ロックバンド・abingdon boys schoolによるライブツアーを3月5日に開催予定の東京公演からスタートするだけに、どのように対応すべきか判断を迫られている状況だろう。

彼がTwitterで「なぁなぁ、で結局のとこライブとかイベントはやっていいの? あかんの? どっち?」と切り出して、「やっても怒られて、やめても怒られる…そろそろ政府でちゃんと決めて欲しい…『自己責任』は無責任ッスよ…」とつぶやいたのは、対応に悩む心の声が表れたというところか。

苦悩する西川に、「心中お察しいたします。主催側の様々な葛藤もあれば、ファン側の葛藤もあり心苦しいことかと思います…しかし今回のWANIMAの件もあるように、感染拡大の引き金にもなりかねない事実」と共感する声があれば、「満員電車で腕と腕が触れ合うほど近い状況が、禁止されない! んじゃ、やってもいいんじゃね?と思った」や「んなもん、やらんで怒られた方が良いに決まっとるやろ? わからんのかなぁ」など様々な意見が届いた。

西川はある批判ツイートに対して次の投稿で「中止や延期の補填も当然なく、開催して感染者を出せば関係者全員が、先ず間違いなくメディアやネットで袋叩きにあうでしょう」と懸念を示しており、「そもそも国が検査すらまともに把握出来てないし、その検査も入院レベルの肺炎になってからじゃないと受けさせてもらえないので、熟考しています。バカですいません」と不満をつぶやいた。

フォロワーからは「悩むどころか熟考 西川さんはバカでは有りません! 賢くて気を使いすぎるから悩むのです」、「西川さんはバカではありません。誰よりも責任についてわかっているから、考えているから迷いに迷っていらっしゃるんですよね。西ヲタはちゃんとわかっていますから…政府は結局末端に責任を押し付けるから、統一した対応が出来ないんですよね…」などの声が寄せられた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)