エン・ジャパンは2月21日、「仕事のかけもち・Wワーク・副業」に関する調査結果を発表した。調査は昨年12月から今年1月にわたりネット上で実施し、同社運営の求人サイト「エンバイト」を利用する6232人から回答を得た。
「ダブルワークや副業に興味がある」(90%)という回答は9割にのぼった。理由を聞くと、最多は「自由に使えるお金が欲しいから」(52%)。次いで「空き時間を有効に使いたいから」(44%)、「生活費が足りないから」(42%)などが続いた。
中には「残業時間の減少で収入が減ったから」(12%)と"働き方改革"を受けて、検討を始めた人もいるようだ。
大変だったことは「体調管理」「スケジュール管理」
「ダブルワークや副業の経験がある」(49%)と答えたのは約半数に。具体的な期間は「3ヶ月以上」(54%)が最多。ひと月に得た収入としては「5万円~10万円未満」(26%)、「1万円~3万円未満」「3万円~5万円未満」(各25%)と4分の3が1~10万円の間だった。
続いて、良かったことを聞くと、1位は「生活費の足しになった」(57%)に。以降に「自由に使えるお金が増えた」(45%)、「空き時間が有効に使えた」(28%)と続いた。回答者からは
「いつもなら無駄に過ごしてしまう終業後の時間を、お金に変えられたのは良かった」(30代女性)
「現在の仕事を辞めても他の選択肢があると実感できた」(40代女性)
と単なる小遣い稼ぎにとどまらず、キャリアの可能性を広げた人もいるようだ。
一方、大変だったことについては
「仕事を詰め込み過ぎて病気になりました」(20代男性)
「本業の合間に行なうため、休みが取りにくい」(40代女性
というコメントにあるように「体調管理」(56%)、「スケジュール管理」(52%)という回答が多かった。