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「週6勤務はつらい」という女性の嘆きに「それで手取り14~15万円。泣ける」「明日から3連休ですね!に腹が立つ」と共感相次ぐ

2020年02月25日 17:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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多くの企業が完全週休2日になっている現在、週6日勤務は心身ともに疲弊しやすい。ガールズちゃんねるに2月下旬、「週6勤務の人、辛くないですか?」と呼び掛けるトピックが立った。トピ主は、土曜・祝日も関係なく出勤し、残業も日々1~4時間しているという女性だ。定時で上がれるのは年間2か月くらいしかなく、「仕事が忙しくてしんどい」と友人たちとの会食で愚痴をこぼすと、

「働き方改革で残業できない会社も増えてるのに贅沢だ」

と言われてしまったという。

これにトピ主は、「仕事が忙しいと言うとそういう風に捉えられるのか……」とショックを受けた様子。休日手当や残業代は出ており、収入は安定しているため転職にも踏み切れないというトピ主だが、「正直、お給料がよくても週6勤務しんどくないですか…?」と共感を求めていた。(文:okei)

「心身共に辛すぎて悪魔に魂を売った気分」「給料よければ頑張れるけど……」

週6日勤務ということは、1年は52週なので年間休日数は52日か53日ということになる。カレンダーどおりに土日祝日を休みにすると120日ほどになるため、週休2日と比べると半分以下の休日数だ。なんだか人生半分損しているような気持ちにもなる。

トピックの書き込みには、「休日手当、残業代があったとしてもつらいね」など、トピ主に同情する声が相次いだ。

「残業だらけの部署に異動し、(中略)正直心身共に辛すぎて悪魔に魂を売った気分。時間がなさすぎて女どころか衛生観念まで捨てました」
「歯科医院勤務ですが、日曜休みしかありません。テレビから聞こえて来る『皆さん明日から3連休ですね!』に、めちゃくちゃ腹立ちます」

などの不満が噴出していた。的外れなトピ主の友人に対する批判も複数入り、「正直"慣れ"だよね」「昔なら当たり前」という声もあったがごくわずかだ。

また、「週6勤務なのに給料安すぎて泣ける。手取り15~16万くらい…まだ給料良ければ週6でも頑張れるのに」といった声もあるように、働き者なのに低賃金を嘆く声も散見され、いまの時代を生きる厳しさを痛感する。

「週6勤務で病んだよ」という人も。常にイライラして他人に当たるようになってしまい、「私ヤバイな」と思って転職したという。よっぽどの待遇でないかぎり週6で働くのはきつそうだ。

就活生は「週休2日」と「完全週休2日制」の違いに注意

一方で、こうした職場でイライラして人間性がおかしくなり、仕事を辞めたという人も。「今はゆるい職場で働いてて幸せです」などのコメントが寄せられている。あまりに辛ければ転職を考えるのもひとつの道だ。

労働基準法では休日を1週間に1日、または4週間で4日以上と定めているたが、多くの会社が「週休2日」なのは、労働時間が原則1日に8時間、1週間に40時間以内と決められているからだ。週休2日にしないと法定時間を超えてしまうため。ただそれも、労使間で協定を結び(36協定)、休日労働の割増賃金を払えば違法ではない。

これから就活する学生さんたちに注意していただきたいのは、「週休2日」と「完全週休2日制」の違いだ。「週休2日制」とは、毎週2日休みではなく、「1か月に1回以上、週2日の休みがある」制度のこと。対して「完全週休2日制」は、毎週2日間の休日がある制度だ。ただし、その2日間が土日とは限らず、日曜日と水曜日など変則的になる場合もある。求人情報は「年間休日日数」をよく調べて、120日以下は注意したほうがいいだろう。

休みの日数が少ないだけで、趣味や恋愛、結婚の機会(したいとすればだが)だって限られてしまう。とはいえ、入社してから忙しい部署に配属されることもある。そこで「人生半分損してる」かどうか、経験を積み稼ぐ時期と割りきるかは自分次第。トピ主には、じっくり考え直してみてほしい。