"妖精さん"というと聞こえはいいが、昨今職場の働かない中高年を指す言葉としても使われている。彼らについてキャリコネニュース読者の40代男性は、
「使えない無能な高給取りのバブル世代が多過ぎてやってられない! その人たちに仕事を教える就職氷河期世代ですが、この時代にまだ年功序列制が続いているので馬鹿らしいわ!」
と憤る声を寄せている。ほかにも、
「うちにもいる。能力もやる気もないのに、年功で高い給料をもらっている中高年が」(40代男性、事務・管理)
「ぬるま湯に浸かって感覚がマヒしているので治らないと思う」(40代男性、建築・土木技術職)
といった不満や嫌悪感を示す投稿が見られた。今回は「氷河期後期の人間」というサービス・販売職の30代女性のエピソードを紹介する。(文:鹿賀大資)
業務で使うのに「スマホは必要ない。昔はスマホなんてなかった」
女性の職場には、年功序列にこだわる中高年たちがいる。入社して3年が経つものの、「掃除は新人の仕事」「新人は、先輩より早く出社、遅く退社」といまだ新人の扱いを受けているという。そんな中高年について、
「今は法律も変わり、この仕事をするには資格が必要となりました。それにも関わらず、あの人たちは資格を取ろうとしない。その上『素人に毛が生えた資格。そんな資格に手当てを出すなんておかしい。私たちの方が知識があるのだから手当てを出すべきでしょう』と言っている」
と語る。資格保有者の女性が入社した際には、酷くいじめられたという。女性の職種は、専門知識を要する。その場で調べたいことも出てくる。しかし「スマホは必要ない。昔はスマホなんてなかった」 と言われ、持たせてもらえない。女性は「なぜ今を受け入れないのか理解できません」と不満を綴る。
手作業に固執する理由は「手持ち無沙汰解消」や「昔からそうだから」
さらに、「なぜか手作業に固執しています」と明かす。手持ち無沙汰解消、昔からそうだから、という理由をつけるが、「期日までに間に合わないと私に押し付けてきます」。女性は家に持ち帰って仕事をしているという。
「あと知識や仕事を囲って教えません。居場所をつくるために必死なのでしょうが、その知識等は会社所有のものであることを理解していないのでしょう。事故にでもあったらどうするのでしょうかね」
女性や同僚はそんな40代、50代を「とことんムダな人間」だと思っているという。しかし当の本人たちは、「一般常識のある仕事ができる人間だと思っていて職場でふんぞり返っています。それでいて"追い付いてこい"と煽ってくる」と綴る。女性は
「あの人たちはそもそも土俵が違うことに気がついていません。それも含めて本当に痛い人たちだと思っています」
とダメ出する。
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