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ヘンリー王子・メーガン妃夫妻“サセックス・ロイヤル”の使用停止を表明も、女王に対して強気な一文添える

2020年02月23日 16:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

“Sussex Royal”、“Royal”の文言は使用しないことを表明したヘンリー王子夫妻(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2020年1月8日付Instagram「After many months of reflection and internal discussions, we have chosen to make a transition this year in starting to carve out a progressive new role within this institution.」』のスクリーンショット)
来月31日をもって正式に高位王族から引退するヘンリー王子・メーガン妃夫妻が現地時間21日、公式ウェブサイトにて今後は“Sussex Royal(サセックス・ロイヤル)”ならびに“Royal(ロイヤル)”の文言を使用しないことを明らかにした。しかし文言使用停止の決定はあくまでも自分達の意志によるものであり、「エリザベス女王による命令ではない」ことを示唆する文章が掲載されていることから、「女王に失礼」「最後まで厚かましい」と猛バッシングを浴びてしまった。

今月に入り、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻の高位王族からの引退にともなう様々な状況が明らかになってきている。最近新たに発表された新情報は次の通りだ。

■昨春バッキンガム宮殿に開設された夫妻のオフィスは、来月31日をもって閉鎖すること

■夫妻は形式上、引き続き“HRH”(殿下・妃殿下)の称号を保持するが、今後はそれを積極的に使用する予定はないこと

■“サセックス公爵夫妻”(The Duke and Duchess of Sussex)、“ダンバートン伯爵・伯爵夫人”(The Earl and Countess of Dumbarton)および“キルキール男爵・男爵夫人”(The Baron and Baroness Kilkeel)の称号が引き続き使用されること

■ヘンリー王子は今後も変わらず王位継承権第6位に留まること

そしてかねてから注目を集めていた「今後の“Sussex Royal”の文言使用」について夫妻は現地時間21日、公式ウェブサイト「SussexRoyal.com」にてその方針を公表した。同ウェブサイトには「現在準備段階である夫妻の新たな非営利組織の運営には、“Sussex Royal”ならびに“Royal”の文言は使用されないことで王室側と合意に達した」と記されている。また昨年6月に書籍やステーショナリー、チャリティー、スポーツなどあらゆる品目で「Sussex Royal」ならびに「Sussex Royal Foundation」の商標登録手続きを行っていた夫妻は、このたびの合意によりこの申請手続きを取りやめたことも明かしている。

ウェブサイトには

「君主や内閣府には海外での“Royal”の文言の使用可否について権限はありません。しかし2020年春の新体制への移行に際し、サセックス公爵夫妻は英国内外を問わず、“Sussex Royal”ならびに“Royal”の文言を使用する予定はありません。」

と記されており、この文章は「文言使用停止の決断に至ったのは、エリザベス女王から“命令”があったからではなく、あくまでも自分達の意志によるもの」とも受け取れる。今後は“ロイヤルブランド”を打ち出した商業活動に乗り出す意欲だった夫妻にとって、このたびの文言の使用停止や商標登録手続きの取り下げは大誤算であったことに間違いないが、「君主や内閣府には使用可否を決める権限はない」などという一文をわざわざ書き添えるあたりに夫妻の強気な態度が見え隠れしており、現在ネット上には

「女王を見くびるとは大した度胸」
「まったく最後まで厚かましい2人だ」
「こんな失礼な人間は離脱して正解だよ」
「離脱はしたいけど、“ロイヤル”の文言は使わせろだって? そんなご都合主義がまかり通るわけがない」

など非難の声が多数寄せられている。

いよいよ3月31日をもって高位王族から正式に引退するヘンリー王子・メーガン妃夫妻。当初のプラン通りにはいかなかった2人が今後どのような戦略を打ち出すのか、引き続き大きな注目が集まることが予想される。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2020年1月8日付Instagram「After many months of reflection and internal discussions, we have chosen to make a transition this year in starting to carve out a progressive new role within this institution.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)