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エリザベス女王がデンタルクリニックを訪問 「矯正していた過去」を男児に明かす

2020年02月21日 13:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

歯列矯正の経験者だったエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2020年2月19日付Instagram「The Queen visited the new Royal National ENT and Eastman Dental Hospitals today, where Her Majesty officially opened the new state-of-the-art facility.」』のスクリーンショット)
現地時間19日、エリザベス女王がロンドンの「Royal National ENT and Eastman Dental Hospitals」を訪れた。デンタルクリニックでは、歯列矯正装具のフィッティング中だった10歳の男児に対し「私も矯正していたことがあった」と語りかける場面が見られた。

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このほどエリザベス女王が、セントラル・ロンドンの「Royal National ENT and Eastman Dental Hospitals」を訪れ、最新技術を兼ね備えた同施設の開院セレモニーに出席した。主に歯科や耳鼻咽喉科のスペシャリスト集団によるリサーチや特殊ケースの治療が行われるというこの施設で女王は最新技術を視察したり、医療スタッフや患者達と交流を図り、人工内耳を装着する8歳の少女リリー・コンランさんと談笑する場面などが見られた。

またこの日、女王は施設内のデンタルクリニックも訪れたが、そこで歯列矯正装具のフィッティング中だった10歳の男児イリアくんに遭遇し、

「私もワイヤー(矯正装具)をつけていましたよ。幸い、もうかなり昔のことになりますけれどもね。」
「最後はやってよかったと思うでしょう。」

と自身のエピソードを披露した。

ちなみに矯正装具をつけていた王室メンバーは、エリザベス女王に限ったことではない。1996年には当時14歳だったウィリアム王子が矯正装具をつけた姿を目撃されているほか、1999年には当時15歳だったヘンリー王子がクリスマス礼拝の際に矯正装具をつけた歯をあらわに笑顔を振りまく姿が注目を集めていた。2009年には英紙『Telegraph』が、ウィリアム王子が下の歯の歯列を直すために10年間にわたってワイヤー型のリテーナー(保定装置)をつけていたことを報じている。ウィリアム王子・ヘンリー王子兄弟の従妹にあたるベアトリス王女&ユージェニー王女姉妹もまた、ティーンエイジャーの頃は矯正装具をつけた姿がパパラッチされていた。

昨年7月には、6歳の誕生日を迎えたジョージ王子の下前歯の抜けたキュートな姿が公開され話題を集めたが、ジョージ王子もあと10年もしないうちに矯正装具をつけた姿がお目見えするかもしれない。

矯正装具は慣れないうちは痛みを感じたり、食べ物に制約があったりと煩わしさがつきものだが、エリザベス女王から直接「私もつけていた」と話しかけられたイリアくんにとっては、矯正をより身近に感じるとともに、この日の出来事は一生忘れられない思い出になったことだろう。



画像は『The Royal Family 2020年2月19日付Instagram「The Queen visited the new Royal National ENT and Eastman Dental Hospitals today, where Her Majesty officially opened the new state-of-the-art facility.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)