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「ザック・ポーゼン」を米アパレル企業が買収、コラボ契約も譲受

2020年02月20日 21:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「セントリック・ブランズ」ニュースページより
アメリカのアパレル企業 セントリック・ブランズ(Centric Brands)が、デザイナーのザック・ポーゼン(Zac Pozen)のブランドおよび関連するすべての知的財産権を獲得したと発表した。取引額は明らかにされていない。
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 セントリック・ブランズは自社ブランドのほか「カルバン・クライン(Calvin Klein)」など100種類以上のブランドとライセンス契約を結んでおり、すでにザック・ポーゼンのウィメンズハンドバッグ、スモールレザーグッズ、靴下やレッグウェアなどの冬用小物のライセンス生産を手掛けている。
 今回の契約では、ザック・ポーゼンブランドのライセンスがセントリック・ブランズへ譲渡されるほか、ブライダルの「プロノビアス(PRONOVIAS)」、ファインジュエリーを扱う「ゴールドスタージュエリー(Goldstar Jewelry)」、アイウェアブランド「ケンマークアイウェア(KENMARK EYEWEAR)」、ウィメンズフットウェアブランド「タイタンインダストリーズ(Titan Industries)」などザック・ポーゼンと手を組んでいたブランドとのコラボ契約も譲渡される。
 ザック・ポーゼンは、昨年4月に長年の株主である投資会社Yucaipa Cos.が持ち分の売却先を検討しているとの報道を受け、新規の投資主を模索したが、合意に至る投資主が見つからず資金繰りが難しくなったため、昨年11月にブランドの終了を発表していた。