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「イケア」中小企業向けのスタジオ型店舗が誕生、テレワークなど働き方改革にも対応

2020年02月20日 19:53  Fashionsnap.com

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「IKEA for Business」外観 Image by: FASHIONSNAP.COM
イケア・ジャパンが、日本初の法人向けスタジオ型店舗「IKEA for Business」を2月20日の今日オープンした。渋谷エリアに集まるIT企業やスタートアップをはじめ、小売店、民泊事業のオーナーなど様々な業種の中小企業をターゲットに、ワークスペースや店舗作りをサポートする。

 IKEA for Businessは渋谷駅から徒歩3分の場所に位置し、渋谷マークシティや東急プラザ渋谷などが近接。総面積は455平方メートルで、店内にはデスクスペースをはじめ、ミーティングスペース、休息スペースなど、オフィス内の様々なシーンを想定した家具や雑貨をディスプレイしている。また、レストラン、美容室、アパレルショップ、会議室、Airbnbの宿泊スペースなど計6つのシーンをイメージしたスペースを配したほか、働き方改革で広まりつつあるテレワークのニーズに対応し、自宅の作業環境に適した商品を提案。店内には、来店者が利用可能なウォーターサーバーやコーヒーマシンも設置した。 
 店頭では、法人向けメンバーシッププログラム「イケアビジネス(IKEA BUSINESS)メンバー」の入会者向けに、ワークスペースや店舗作りをサポートする予約制のインテリアプランニングサービス(有料)を提供。イケアのビジネス専任アドバイザーが部屋のインテリアや家具の配置などについて個別に相談に乗るサービスで、予約数は順調に増えているという。店舗に在庫を置かないため、イケアビジネスのメンバーが商品を購入する場合はオーダシートから商品を発注し後日配送する。今後、メンバーシップ会員を対象としたワークショップの開催も予定しているという。
 なお、イケアビジネスメンバーの会員以外の顧客も入店は可能で、商品は公式オンラインストアおよび最寄りのイケアストアでの購入となる。
 イケア・ジャパンのヘレン・フォン・ライス代表取締役社長兼チーフサステナビリティオフィサーは「渋谷エリアは常に変貌し続けており、限られた予算やスペースでビジネスをやり遂げようとしている人が多い。スウェーデンの働き方には『フィカ』と呼ばれるリラックスして休憩を取る文化があり、効率的かつクリエイティブに仕事ができる。スウェーデンの楽しくスマートな働き方を日本の企業にも発信していきたい」と話しており、家具の販売だけに留まらず、快適な働き方を提案していくという。
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■IKEA for Businessオープン日:2020年2月20日(木)住所:東京都渋谷区道玄坂 1-9-5営業時間:10:00~18:00※年中無休(1月1日を除く)