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ヘンリー王子、高位王族から引退も王位継承順位は変わらず

2020年02月20日 11:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ヘンリー王子夫妻、バッキンガム宮殿のオフィスも3月末で閉鎖へ(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月25日付Instagram「Having attended the 10th Annual One Young World opening ceremony on Tuesday, The Duchess of Sussex was joined today by The Duke of Sussex for a round table discussion on gender equity with OYW and Queen’s Commonwealth Trust young leaders.」』のスクリーンショット)
高位王族から引退する意思を表明していたヘンリー王子だが、引退後も王位継承順位は変わらないことが明らかになった。また昨春にバッキンガム宮殿に設立されたオフィスは、3月31日をもって正式に閉鎖されることも発表された。

今年1月に「高位王族からの引退」を表明したヘンリー王子だが、その曖昧な表現が実際に意味するところをめぐっては、王室記者や評論家をはじめ、世界中のロイヤルファンが疑問を抱いていた。そんななか現地時間19日、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻の広報担当が『People.com』の取材に応じ、それらの疑問に対する回答を明らかにした。

まずヘンリー王子の王位継承権については、

「女王陛下の孫として、またウェールズ公の次男として、ヘンリー王子は引き続き王位継承権第6位に留まります。サセックス公爵夫妻の王位継承順位に変更はありません。」

と回答。また称号についても、

「公爵夫妻は形式上、“HRH”(殿下・妃殿下)の称号を保持されますが、今後それを積極的に使用されることはありません。引き続き“サセックス公爵夫妻”(The Duke and Duchess of Sussex)、“ダンバートン伯爵・伯爵夫人”(The Earl and Countess of Dumbarton)および“キルキール男爵・男爵夫人”(The Baron and Baroness Kilkeel)の称号を使用される予定です。」

とのことだ。

今後の夫妻の活動内容については、

「英国並びにコモンウェルスにおける活動計画を固める傍ら、年間を通じて引き続き既存のチャリティー活動に密接に関わっていく予定です。」

「新たな非営利団体の設立に向け、ミーティングなどに参加しながら準備を進めているところです。」

と説明している。今後も夫妻はコモンウェルスや地域コミュニティー、ユース・エンパワーメント、メンタルヘルスといったテーマに力を注いでいくようで、新団体に関する詳細はのちに明らかになる予定だそうだ。

高位王族から引退し、経済的にも独立したロイヤルメンバーというポジションはこれまで前例がないため、王室側とヘンリー王子夫妻は1年後に再び話し合いの場を持ち、現状を再検討する予定という。

また新ブランド設立に際し、夫妻による“ロイヤル”の文言の使用については現在も引き続き話し合いが行われており、新団体がローンチされる際に明らかになるだろうとのこと。現状では「おそらく“ロイヤル”の文言は使用されないのではないか」と見ているようだ。

来月9日の「コモンウェルスデー記念式典」をはじめ、高位王族として出席する予定の公務が今月、来月にかけて6つ残っているヘンリー王子とメーガン妃夫妻。今後の新ブランド確立やチャリティー団体の全貌、そして大物セレブらとのコラボなど夫妻の動向には引き続き注目が集まりそうである。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月25日付Instagram「Having attended the 10th Annual One Young World opening ceremony on Tuesday, The Duchess of Sussex was joined today by The Duke of Sussex for a round table discussion on gender equity with OYW and Queen’s Commonwealth Trust young leaders.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)