エアトリは2月19日、「たばこマナー」に関する調査結果を発表した。調査は昨年12月にネット上で実施し、20~70代の男女1893人から回答を得た。
喫煙者のうち、7割以上が「仕事中に"たばこ休憩"を取る」(74.6%)と回答。「取らない」(22.2%)という人を大きく上回った。一方、わずかながら「取りたいが会社で禁止されている」(3.2%)というケースもあるようだ。
「トイレ休憩とは違い必要ないものだから。仕事中くらい控えるべき」
"たばこ休憩"の印象を聞くと、喫煙者では「良いと思う」(49.8%)が最多。次いで「どちらでもない」(41.1%)という回答が続き、「良くないと思う」(9.1%)は1割にも満たなかった。回答者たちは
「トイレに行くのと同じ感覚」(30代男性)
「イライラした時、気分転換してから仕事に集中」(40代男性)
と悪びれることはない様子。「タバコは嗜好品なので仕事中にコーヒー、お茶を飲むのと同じ。仕事中にタバコを吸うのがだめなら仕事中にコーヒー飲むのもダメな筈」(40代男性)という人もいた。
一方、非喫煙者では「良くないと思う」(49.2%)が最多に。非喫煙者からは
「トイレ休憩とは違い必要ないものだから。仕事中くらい控えるべき。たばこを吸った直後に席に戻ってこられた時のタバコの匂いがたまらなく嫌です」(60代女性)
「わざわざタバコを吸うために休憩をするのではなく休憩中にタバコを吸う様にしたらいいと思う」(40代男性)
と厳しい声が寄せられた。さらに「厳密にいえば給料泥棒」(40代女性)という意見もあった。
非喫煙者が感じるタバコの迷惑行為1位「ニオイ移り」
続いて、非喫煙者のほとんどが「周囲が喫煙していて迷惑した経験がある」と回答。具体的な行為の1位は「ニオイ移り」(88.4%)で、次いで「歩きたばこ」(83.3%)、「吸い殻のポイ捨て」(78%)、「飲食店での喫煙」(77.9%)、「周囲に確認をしないで喫煙する」(65%)と続いた。
一方、喫煙者では約5割が「迷惑した経験がある」(48.8%)と回答。具体的行為については「吸い殻のポイ捨て」(63.2%)が最多で、以降に「歩きたばこ」(57.7%)、「妊婦・子どもの前での喫煙」(49.4%)、「ニオイ移り」(68.5%)と続いた。
また、非喫煙者と喫煙者の回答で、結果が最も大きく分かれたのは「飲食店での喫煙」(非喫煙者:77.9%、喫煙者:21.3%)で56ポイント以上の差が開いた。