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川口春奈、YouTube動画“里帰り編“がついに完結 新企画はそのハードルを越えられるか?

2020年02月19日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 女優の川口春奈が2月16日、YouTubeに動画「この島で私は育ちました!」を投稿。これをもって、自身の個人チャンネル「はーちゃんねる」で展開してきた“里帰り動画シリーズ”を完結させた。


(参考:川口春奈、YouTuberデビュー即ブレイクの理由は“方言動画”の破壊力にあり?


 2月1日にYouTubeチャンネルを開設した川口は、これまでに地元・長崎県五島に里帰りする模様を収めた動画を2本公開してきた。1本目は「実家でお母さんに会ってきた!」。こちらは、五島つばき空港から実母に車で迎えに来てもらい、途中スーパーに立ち寄り親子二人で買い物をするという内容。2本目の「実家でまったり過ごします!」では、親戚一同が集まる実家で団欒する川口の様子が映し出されていた。


 こうした“五島里帰り3部作”の完結編にあたるのが、「この島で私は育ちました!」だ。母や親族との会話・触れ合いが中心だった先行の2本と違い、今回の動画は、川口が思い出の場所をめぐる街ブラ的要素が強い。


 最初に訪れたのは、五島にある福江港。川口は「中学校1~3年生くらいまで東京へ通っていました。その時に、飛行機の本数が少なかったりするので、帰りは福岡の博多から深夜出る便で9時間半かけてこの五島に帰ってきていたんです。だから、ここに来ると、しんどかったあの時期を思い出しますね」と中学生時代を回顧。船着き場まで歩を進めると、「ここらへんに(船が)朝の8時半とかに着いて、駐車場に迎えに来ている母の車に乗って、車で制服に着替えて学校に通っていました。とってもハード。働く中学生(笑)。今考えると根性あったなと。よくやっていたなと思いましたね。そんなハードな時期があったからこそ、今の自分がいると思います」としみじみ語った。


 その後、港の売店で買ったホットスナックをほお張り、子供の時から来ているというラーメン屋へパーカー姿で訪れて、お気に入りのラーメンをすする川口。現在放送中のドラマ『麒麟がくる』(NHK)でメインキャストの一角を担う現役大河女優がナチュラルに地元をめぐる光景は、なかなか貴重と言えるだろう。


 手の届かないスターの素顔が明らかになり、身近に感じられるところにこそ、YouTubeの良さがある。その意味で、動画3本にわたって展開された今回の「里帰り編」は、五島列島という土地の良さ、母親や親族と交わす方言の温かさもあって、川口の素顔を見せるには最適の内容だったと言える。


 動画「この島で私は育ちました!」のラストには、「次回から新企画突入!」とテロップが入っていた。正直なところ、この「里帰り編」で上がったハードルは非常に高く、視聴者は年に数回、この里帰り動画をアップしてくれるだけで、このチャンネルに価値を感じることだろう。自宅公開や女優仲間とのプライベート動画、撮影現場のオフショットなど、期待されるコンテンツは多いが、スタートが素晴らしかっただけに、「はーちゃんねる」は早くも正念場を迎えると言っていいだろう。


 現在チャンネルの登録者数は69万6000人(2月18日現在)。今後、この里帰り動画を超えるために、どんなコンテンツを仕掛けてくるのか、注目が集まる。


(こじへい)