社会学者の古市憲寿さんが2月16日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で富裕層と貧困層に関する持論を語った。キャッシュレス決済についての議論で、松本人志さんが財布を持ち歩かずにキャッシュレス決済を日常的に活用していることを紹介。すると、古市さんは
「面白いのが松本さんみたいに(経済的に)一番上にいる人と一番下の人って同じになってくるんですね」
「例えば、ドクロが好きな人もお金持ちな人と貧乏な人に多くないですか?意外と似ているところが多いなと思って」
とイメージを語った。ドクロを取り入れた服やアクセサリーは、経済的に豊かな人と貧しい人が好む印象を持っているようだ。(文:石川祐介)
東野幸治も共感「松本人志の服装はパチンコ屋に並ぶ人と一緒」
古市さんは続けて「お金持ちが住むマンションも、駅から離れている閑静な住宅街にあって、しかも玄関から部屋まで遠かったりするじゃないですか。逆に貧しい人が住む家も駅から遠い」ことを挙げ、理由こそ異なるものの、富裕層と貧困層は結果的に似てくると説明する。
一見めちゃくちゃな話だが、東野幸治さんは「松本さんの服装がパチンコ屋に並んでいる人と一緒なんですよ。デニムにスリッパを履いて(開店を)待ってるんですよ」と共感している様子。
古市さんは「(お金を持つと)相手を気にしなくていいから一番楽な服装をしている」とお金持ちになると周囲に見栄を張ることもなくなるため、機能性を重視した服装に好むようになると富裕層の思考を分析した。
松本さんはこれに「それはあるかもね」と応答。「もしペット買うなら雑種でもいいからね」と納得していた。
「ドクロでステータスが見える気がする」という声も
ネット上には古市さんの主張に「古市さんの言うことがいちいち納得できる」「ワイドナショーで古市さんが金持ちと貧乏は似てるって話は深いと思った」と共感した人が多かった。
「貧乏な人は何故かドクロが好き。確かにドクロでステータスが見える気がする」
「チャラい系のセレブのファッションセンスとパチンコ屋に並んでる方の服装が似てるっていうのはブランド物かノーブランドかの違いだけ」
特に、服装が似ているという主張には、さまざまな意見が散見された。貧困層がドクロを好きな理由は「ドクロ=お金持ちの証明」と考え、富裕層のファッションに憧れて真似をしているという考察も。
実際のところ、富裕層も貧困層もドクロを好むのか、駅から離れた場所に住んでいるのかは分からないが、一見真逆の境遇である両者の共通点を挙げていくと意外な関係性が見えてきそうだ。