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8bit風やMMO要素をミックスした意欲作まで登場 『ポケモン』フォロワータイトル4選

2020年02月16日 14:21  リアルサウンド

リアルサウンド

Steamより

 AAA級の大作からマイナーな傑作、はたまた奇妙なバカゲーまで、世界中のあらゆるゲーム作品を手軽に購入可能な巨大プラットフォーム「Steam」。本稿では、そんなSteamで配信中のインディーゲームの中から”『ポケットモンスター』(以下『ポケモン』)フォロワータイトル”を4つ取り上げさせていただく。とっておきの一作に出会いたい方、次に遊ぶ作品をちょうど探している方は、ぜひ参考にもらえると幸いだ。


(参考:『Pokémon HOME』の便利さに驚愕 “いつでもどこでもポケモン交換”できる同作の特徴は?


・Disc Creatures
 1本目にご紹介する『Disc Creatures』は、1996年に発売されたゲームボーイ版『ポケットモンスター』をリスペクトしたRPGだ。プレイヤーは”ディスクリーチャー”と呼ばれる生命体を操るディスカー(いわゆるトレーナー)となり、各地を巡ってイベントをこなしながら一人前のディスカーを目指す。


 ゲームボーイに慣れ親しんだユーザーの心をワシ掴みにするグラフィック。3vs3の複数戦で展開するバトル。そして200種類ものディスクリーチャーと出会い、共に成長するストーリーのワクワク感は、開発者による『ポケモン』シリーズへの敬意が込められた本作だからこそ味わえる魅力である。プレイ時間は長くても30時間ほどで収まるボリュームなので、毎日のちょっとした時間にコツコツ進める形でも十分に楽しめるだろう。


■Disc Creatures
・発売日:2019年10月17日
・日本語版:対応済み
・価格:1,520円(税込)
・ストアページ: https://store.steampowered.com/app/1083190/Disc_Creatures/?l=japanese


・Coromon
 2本目にピックアップする『Coromon』は1本目とうってかわり、ゲームボーイアドバンス用タイトルに近いビジュアルデザインが特徴。こちらも世界各地のモンスターを捕獲するコレクション要素が強めだが、特筆すべきは戦闘中のアニメーション。コマンド選択時の待機画面でモンスターが動くのはもちろん、技発動時は派手なグラフィックも挿入される。そのほか、プレイヤーの分身を務めるキャラクターは自由に外見を変更できる。


 『ポケットモンスター ルビー・サファイア』や『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』といった2002年~2004前後の『ポケモン』シリーズに馴染み深いユーザーなら、どこか懐かしさを感じるであろう本作。記事執筆時点(2020年2月14日)では体験版をダウンロード可能となっているため、興味のある方は一度触ってみてほしい。


■Coromon
発売日:2020年内
日本語版:未対応
価格:未定
ストアページ:https://store.steampowered.com/app/1218210/Coromon/


・Monster Sanctuary
 ゲームボーイ風&ゲームボーイアドバンス風に続く3本目は『Monster Sanctuary』。上記2タイトルが見下ろし視点で進むRPGだったのに対し、本作は横画面で進行する2DアクションRPGである。基本的な流れとしては、最大6体のモンスターでパーティーを組み、ダンジョン内部を探索して遭遇した敵モンスターとバトル……というもの。各モンスターは属性が設定されており、バトル時は相性を考慮した戦闘スタイルが求められる。


 またモンスターの力を借りるのは戦闘だけではない。プレイヤーを待ち受けるダンジョン内のトラップも、各モンスターのアビリティを駆使して突破する。本作においては、移動と戦闘を軸として生まれる”モンスターとの一体感”が『Monster Sanctuary』の最大のポイントだろう。ゲーム全編を通して日本語表記は実装されていないものの、英語のレベルはそこまで難しくないため、比較的手に取りやすいタイトルのはずだ。


■Monster Sanctuary
発売日:2019年8月29日
日本語版:未対応
価格:1,840円(税込)
ストアページ: https://store.steampowered.com/app/814370/Monster_Sanctuary/


・Temtem
 トリを務める4本目は、『ポケモン』のシステムにオンラインゲーム要素をミックスした『Temtem』である。タイトル名にもなっている”テムテム”(モンスター)を捕まえ、6つの浮遊島を渡り歩くRPGだが、上記3タイトルと違いプレイヤーは他のユーザーと同じ世界で冒険に出発する。道中で出会ったユーザーと交流を深めるもよし、テムテム対戦を挑んで腕試しをするもよし、気楽に一人でのんびり旅を続けるもよし……と、オンラインプレイを前提としながらも自由度の高いプレイスタイルを選ぶことができる。


 加えて本作の戦闘システムは2vs2を基本としており、1vs1の場合と比べてより戦略的な戦いが楽しめる。難易度はその分高めだが、確率差によるランダム性を排除しているため、技の組み合わせや状態異常の付与タイミングを見極めれば、初心者でも段階を踏んで強くなれる塩梅だ。総じて各地の強敵を倒すストーリー以外にも、やり込みコンテンツとして対人戦に重きが置かれている点は注目に値するタイトルである。


■Temtem
発売日:2020年1月22日
日本語版:対応済み
価格:3,599円(税込)
ストアページ: https://store.steampowered.com/app/745920/Temtem/?l=japanese


(龍田優貴)