企業口コミサイト「キャリコネ」は1月、「物流・倉庫業界の休日の満足度が高い企業ランキング」を発表した。物流・倉庫業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「休日の満足度」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「海運」「陸運」「倉庫」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2015年4月~2018年3月。
1位は「日本郵便」で、休日の満足度は5点中3.75。2位以降、「ディー・エイチ・エル・ジャパン」(3.68)、「郵船ロジスティクス」(3.43)、「三菱倉庫」(3.42)、「日立物流」(3.33)、「住友倉庫」(3.24)、「日新」(3.23)、「三井倉庫」(3.19)、「佐川急便」(3.14)、「近鉄エクスプレス」(3.07)と続く。
日本郵便「7月から9月の間に別途3日の夏期休暇を取得することができる」
1位「日本郵便」の働く人からは、
「有給消化率100%で、毎月土日祝日以外に1日以上の休みを取得でき、プライベートが非常に充実していた。お盆期間は休みではないが、7月から9月の間に別途3日の夏期休暇を取得することができる」(カウンターセールス/30代前半男性/年収300万円/2014年度)
といった口コミが寄せられている。同社は、1871年の郵便事業開始以来、全国民向けに郵便・貯金・保険のユニバーサルサービスを提供。全国約2万4000もの郵便局と配達網を最大限に活用し、最も身近な窓口機関の一つとして、日本郵政グループ全体で「トータル生活サポート企業」を目指している。
働き方改革の一環として、「仕事の仕方見直し」モデル郵便局を設定。チームメンバーで自局の課題を洗い出し、問題解決に取り組むプロジェクトを実施している。本社・支社の統一策としては、週2回の「8時間集中DAY(定時退社の徹底)」やスマート会議(会議の効率化)なども実施しており、残業時間の削減に成功している。
ダイバーシティの推進にも積極的に取り組んでおり、「両立支援セミナー・ミーティング」では、男性社員が育休取得のポイントや料理を学ぶ「男の料理塾」等も開催している。2018年度からは本社社員のテレワークも試行しており、柔軟な働き方を広げ、さらなる生産性向上を目指している。