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古市憲寿、“手作りチョコ”に物申す「ただ溶かして劣化させるだけ」 チョコが主食で“チョコ愛”全開

2020年02月15日 11:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

毒舌が冴えわたる古市憲寿氏
フジテレビ系『とくダネ!』などに出演、歯に衣着せぬ毒舌ぶりで知られる社会学者の古市憲寿氏が14日、都内で開催された映画PRイベントに出席した。かねてから「チョコレートが主食」と公言するほどチョコレート好きの古市氏が、バレンタインデーで贈られるチョコレートに物申した。

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映画『スキャンダル』(2月21日公開)の公開記念イベントにフリーアナウンサーの宇垣美里と登壇した古市憲寿氏。この日が2月14日だったことからバレンタインデーに話題が及ぶと「常に家に10キロ、20キロはある。主食なので別にバレンタインだからどうこうということはないです」と平然と言ってのけた古市氏は、「昔から思っていたこと」として「手作りチョコはやめてほしい」と訴えた。「そもそも手作りといっても手作りじゃないですから。カカオ農園でカカオ栽培して作るなら手作りと言ってもいいですけど、たいてい普通に売っているチョコをただ溶かして形を作っているだけ。ただ劣化させるだけの手作りチョコは本当にやめてほしい」と淀みなく話すと、宇垣アナは「酷い言い草ー」と思わず苦笑。「だって既製品をわざわざ溶かすわけでしょ? その過程はいらないし、だったらもっとちゃんとしたところの素敵なチョコを買ってほしい」と持論を展開した。実際にチョコレートをもらう機会も多いそうだが「美味しくないチョコレートをもらっても嬉しくない」とも言い切った。


やはりチョコレートが好きだという宇垣美里アナは「今年もいっぱい買いました」と笑顔に。デパートを3店舗ぐらいまわり、この時期にしか出店していない店のチョコレートなどを自分のためにたくさん購入したそうだ。「一日3つぐらいと自分の中で決めて、ありがたがって拝んでから食べるようにしています」と微笑んだ。古市氏も「バレンタインに女性が自分のためにチョコ買うのが増えている」と宇垣アナの話に頷いて、「僕自身も『このチョコ美味しいから』ってあげることもあるので、別に今は女の人から男の人に…っていう日でもなくなっているなと思いますね」と語った。


映画『スキャンダル』は、今月9日(現地時間)に開催された第92回アカデミー賞授賞式で日本出身のカズ・ヒロ(旧名:辻一弘)氏が2度目のメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したことでも話題だ。シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーという3大女優が共演し、米テレビ局『FOX』で2016年に起こった大スキャンダルで、巨大権力に立ち向かった3人のキャスターたちの戦いと逆転劇を描く。


セクハラやパワハラをテーマにした同作だが、テレビ業界の裏側を知るということで白羽の矢が立った古市氏と宇垣アナ。パワハラやセクハラは「どこにでもあると思っている」という古市氏は「東大にもあった。テレビ局でも当然で、女性アナの困っているという話を聞いたことがある」と具体例を挙げた。


「これがつい最近アメリカで実際に起きたことだということも驚いた」という宇垣アナは、「映画に描かれているセクハラはすごく醜悪で、でもどこか見覚えがあり、現実を諦めてしまう気持ちにもなりました。そのなかで葛藤する女性たちには共感しかなくて、胸がギュッと苦しくなるなかで最初に声をあげた人に続く女性たちの勇気に“私も頑張らなきゃな”という気持ちにさせられました」と同性として共感し、触発されたようだ。同作を「すごくかっこいい映画」という古市氏は「告発が難しいのは、一番得なのは、自分は黙っていて誰かが声をあげてくれるのを待っていること。一番初めに声をあげるのはすごい勇気がいること。この映画では実際にあった話ですけど、声をあげて実際に仕組みも主人公たちも変わった。そういう意味でもスカッとする映画」と評して「ちょっとでも今、生活に不満があったりする人は共感できると思う」と述べていた。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)