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壮絶!地獄のようなブラック企業「3か月間で救急車が2回来た」「社内恋愛で反省文」「新人の前で給料を公表」

2020年02月14日 19:20  キャリコネニュース

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ブラック企業ではありえない日常が常態化している。日々、被害者が後を絶たず、ときに、どうしたらそうなるのか、という深刻なケースも少なくない。キャリコネニュース読者からは、

「忙しすぎて3か月間で救急車が2回来た」(30代男性、IT系技術職)

といった声も寄せられている。今回は3人のブラック企業エピソードを紹介する。(文:鹿賀大資)

朝礼で給料と使い道を公開させられ「貯金できない奴はバカだ」


営業職の30代女性は、元勤務先での劣悪な風潮を振り返る。ミスをした際には、社長と幹部グループに呼ばれて11時間に及ぶ説教がはじまるという。その内容について、

「『だからお前は嫌われる』という謎のダメ出し大会です。『お前のために貴重な時間を使ったから最後はひとりひとりにお礼を言え』と……。もちろん時間外手当もありません」

女性の月給は安く、生活もギリギリだった。それなのに朝礼では、新人の前に出され給料額を公開させられた。さらに使い道まで言わされた挙句、「貯金できない奴はバカだ」と全員の前で説教も受けた。

その際「会社愛がない」などと話が飛び、結局は昼まで続いたという。女性は「朝礼という名の四面楚歌の説教大会。毎日仕事が進まず、帰りは毎日深夜1時でした」と綴っている。

「25年間分の時間を返して欲しい」

40代男性は、25年間勤めたある同族経営の食品会社のブラックぶりを明かす。その会社では、従業員の"定額使い放題"が日常化していた。

「夜間・休日でも出勤奨励。休日でも上司(社長の身内)から電話が入る。社員は『原則社員寮』という規則があり集団生活。しかも『仕事を覚えることが大切』という理由で、お盆・正月の帰省は原則2年間ダメ。私は5年間も帰省できなかった」

経営陣は社長の身内ばかりのため、社員が建設的な意見などをしてもことごとく否定された。それでいていざ退職を切り出せば、とにかく留意に徹する。その後、社長が息子に代替わりすると、同族経営はさらにエスカレートした。男性は「25年間分の時間を返して欲しい」とこぼしている。

入社3年目の離職率は100%という職場の実態

IT系技術職の30代男性は、前の職場にいた副社長のパワハラぶりを綴る。手当てのつかない休日出勤が当たり前の会社だった。土日に開催される展示会は強制参加で、その手当ては昼食代のみ。

また、1時間単位の週間スケジュールの立案も強制され、その作成はサービス残業で行っていた。そうした業務内容の端々に目を光らせていたのが副社長だった。入社3か月、新人期間中は定時後に毎日A3用紙にびっしり日報を書かされたという。

「日報は副社長が確認していて、常にダメ出しの連続。『自己啓発につきあってやってるんだから、むしろ教育料がほしい』とまで言われた。内容が気に入らないと呼び出され、罵声を浴びさせられる。すべてがサビ残、月100時間超」

副社長のダメ出しは日報だけにとどまらない。何かと理由をつけては、新人に反省文の作成を命じていた。しかもその内容は、

「同期が椅子の背もたれに頭を乗せて仕事をしていたとき。副社長は注意せず、一回の行動を見ただけで即反省文。あと別の同期が社内恋愛をしたとき。仕事中は一切恋愛を持ち込んでいないというローカルルールがあったため」

というものだ。そうしたこともあり「入社3年目の離職率は100%」だったそうだ。こんな状況下なら、1年耐えるだけでも立派だ。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」や「ウチの会社のホワイト自慢」に関するアンケートを募集しています。