LIFE PEPPERは2月14日、「訪日外国人観光客の新型肺炎に対する意識・行動の変容」に関する調査結果を発表した。調査は2月上旬に街頭で行われ、10~70代の訪日中の外国籍男女199人から回答を得た。
コロナウイルス関連のニュースが絶えないこの頃。訪日外国人に日本滞在の不安を聞くと、約4割が「とても感じている」(10%)、「感じている」(31%)と答えた。一方で「全く感じていない」(9%)、「感じない」(12%)という人は2割程度。「どちらともいえない」(38%)という回答も多かった。
避けるようになった食事、1位に「寿司」
居住地別では、中国圏の5割が「不安に感じている」(35%)、「とても不安に感じている」(11%)と回答。一方、欧米豪圏では「不安に感じている」(4%)、「とても不安に感じている」(3%)いう人は合わせて1割にも満たなかった。
欧米豪圏の回答者からは「日本は自国に比べて綺麗(清潔)なので、感染症が騒がれているアジアでも、不安感が少ない」という声が多くみられた。
続いて、日本旅行中に不安が和らいだことを聞くと、それぞれ3割弱が「店舗や宿泊施設のアルコールスプレーやマスクの設置」「清潔感」と回答。次いで「人が親切だった」「言語対応」が各1割程度で続く。
避けるようになった食事の1位は「寿司」に。2位には「寿司以外の魚料理」が続き、日本では生で食す機会の多い魚介を避ける傾向が分かった。このほか「居酒屋」「ビュッフェ」など他の客との距離が近い店舗形態も敬遠されるようだ。