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ガラケーのように縦折りできるスマホ『Galaxy Z Flip』の魅力は? auから限定販売も

2020年02月14日 11:11  リアルサウンド

リアルサウンド

Galaxy Z Flip

 Samsung Electronicsは2020年2月12日、米サンフランシスコで『Galaxy UNPACKED 2020』を開催。その中で縦折りできるスマホ『Galaxy Z Flip』が、『S20』シリーズと同時に発表された。


(参考:全機種5G対応『Galaxy S20』シリーズの特徴とは? スマホ史上初8K動画対応のほか“驚異の機能”も


 『Galaxy Z Flip』は、折りたたみケータイの感覚で縦折りできるスマホで、去年国内でも発売されたフォルダブルスマホ『Galaxy Fold』とは横折りとは全く違った印象を受ける。


 グローバルでは2020年2月14日に発売開始、価格は約15万円。国内では、au(KDDI、沖縄セルラー)が2020年2月18日9時から予約開始、2020年2月下旬に限定発売予定だ。


・『Galaxy Z Flip』は大画面かつコンパクトで手に収まるポケットサイズ
 『Galaxy Fold』はスマホとタブレットを一台にできる未来を感じる一台である。一方で、『Galaxy Z Flip』はコンパクトで男女問わず親しみやすいデザインや使いやすさを追求したモデルと言えるだろう。


 画面を開けば6.7インチの大画面、閉じれば手のひらサイズの『Galaxy Z Flip』。使いたい時に画面を開くガラケーを彷彿とさせるデザインは、どこか親しみやすさもありつつ、ガラスを曲げるという未来の新技術も詰め込まれている。個性的なデザインは非常に可愛らしく魅力的だ。それゆえにバッグなどのファッションに合わせるアクセサリーという位置づけでも楽しめるスマホではないだろうか。


・『Galaxy Fold』からの課題を克服
 『Galaxy Fold』には、一般的なガラス素材では曲げてしまうと折れてしまうため樹脂素材を採用、そのため傷が付きやすく耐久性が課題であった。


 しかし、今回の『Galaxy Z Flip』では、フレキシブルガラスを採用。曲がるガラスで、画面に傷が付きにくく、手触りも改善がされているとのこと。また、『Galaxy Fold』が発売直前で延期に追い込まれたヒンジ部分の構造についてもさらなる改良が加えられた。ヒンジ内部にブラシのような機構を追加、問題になっていた開閉時に入るホコリが入りづらくなっている。


 『Galaxy Fold』から引き続き、折り曲げ回数は20万回以上の耐久性を確認できている。ただし防水や防塵は非対応だ。


 最近ではSNSで動画投稿が流行っており、通常スマホは机に置いて動画撮影しようと思ってもスタンドがないと自立することが出来ない。しかし、『Galaxy Z Flip』であれば机や地面に自立して動画撮影ができる上に、折りたたみの角度も調整することが可能になった。


・Galaxy Z Flipの仕様・スペック
 本体仕様は、折りたたみ可能な約6.7インチダイナミックAMOLEDディスプレイ(有機EL)、CPU(SoC)にSnaodragon 855+、メモリ(RAM)は8GB、ストレージは256GB。メインカメラは広角と超広角を組み合わせたデュアルカメラ構成、どちらも1200万画素。サブカメラは1000万画素だ。


 本体サイズは開いた状態で167×74×6.9~7.2mm、閉じた状態で87×74×15.5~17.3mm、重さ183g、バッテリー容量は3,300mAh、5Gには非対応で4Gのみサポートで、おサイフケータイには非対応となっている。


 カラーラインナップはミラーパープル、ミラーゴールド、ミラーブラックの3色展開(国内では、ミラーパープル、ミラーブラックの2色展開)で、価格は日本円で約15万円だ。


 Samsungが発表した、縦折りできる新しいスマホ『Galaxy Z Flip』は、2月下旬に日本でも登場する。グローバル発表から約1ヶ月以内に発売するのは異例のことで、いちユーザーとしても胸を躍らせるのは必至である。


 今はまだ希少で高価なフォルダブルスマホが普及するキッカケとなり得る魅力的な一台として、『Galaxy Z Flip』を手にとって体験できるのを心待ちにしている。


(ちえほん)