日本インフォメーションは2月7日、「令和のバレンタイン事情」の調査結果を発表した。調査は2020年1月にネット上で実施し、15~59才の女性900人から回答を得た。
「今年、チョコを渡す予定がある」と回答したのは52%で、昨年(53%)と横ばい状態となった。渡す予定がある人を属性別にみると、トップは女子高生(78%)。一方、「渡す予定はない」と回答した人が最も多かったのは「未婚の40~50代会社員」(66%)となった。
バレンタインデーの平均予算は4068円
誰に贈るのかを聞くと、最も多かったのは「家族」(57.2%)。次いで「本命」(34.7%)、「義理チョコ」(26.1%)、「友だち」(25.5%)と続き、「自分」という人も19.9%いた。自分へチョコを買う人は未婚の30代会社員(40.0%)が最多で、次いで「女子高生」(31.0%)となった。
女子高生は「友だち」(81%)が最も多く、「本命」(38%)は昨年の19%から大幅にアップした。
今年のバレンタインデーの予算を聞くと、平均4068円で、昨年(平均4219円)よりやや低めとなった。1月時点での渡す予定の人数・計平均は5.4人。同社は「店舗で商品を見ると予想以上に費用がかかってしまうということがあるのかもしれない」とコメントしている。
最も予算をかけるものは「本命チョコ」で、1個当たりの金額は平均2208円。以降、「マイチョコ(自分チョコ)」(1447円)で自分自身へのご褒美にはお金をかける傾向がうかがえる。
一方、渡す予定の人数が多い「義理チョコ」「友チョコ」はコスパ重視のため1個当たりの金額平均は低く、「友チョコ」は639円で本命チョコの約3分の1の金額となった。
本命には「なんでもいいからお返しがもらえたら嬉しい」
渡す理由を聞くと、「日頃の感謝を伝えたい」「相手に喜んでほしいから」が多く挙がった。義理チョコを渡す理由で最も多かったのは「日頃の感謝を伝えたい」(46%)で、次いで「人間関係を良くしたい」(30%)、「相手に喜んでほしいから」(25%)となった。
バレンタインチョコレートのお返しについて、本命チョコをあげた人に対して期待する人は46%で最多。しかし、その内容については「なんでもいいからお返しがもらえたら嬉しい」(43%)が最多で、金額ではなく自分の気持ちへの見返りを望んでいるようだ。
一方、「義理チョコ」も39%がお返しを期待しているが、お返しの内容は「2倍以上のお返しが欲しい」(35%)が最も多かった。お返しの内容に対する期待度は低いのは、「家族チョコ」「感謝チョコ」でそれぞれ3割に未満となった。