経営者JPは2月7日、管理職以上のエグゼクティブに対するバレンタインに関する調査の結果を発表した。調査は、エグゼクティブの男女100人から回答を得た。
会社内や取引先に渡す「ビジネスバレンタイン」について、「必要ないと思う」と回答したのは70.0%。賛成派は9.0%で、どちらとも言えないが21.0%となった。
部長・課長は「チョコが素直にうれしい」人が多い傾向
反対派の意見としては、
「受け取った相手に気を使わせてしまう」
「虚礼廃止すべきだと思う」
といった意見が挙がった。一方、賛成派からは、「仕事をスムーズに進める潤滑油になればよい」などコミュニケーションの活性化を目的としている人が多く見られた。
仕事の関係でバレンタインチョコをもらったときの心境についても聞いたところ、最も多かったのは「お返しが大変」で46.0%。次いで「素直にうれしい」(45.0%)となった。「過去にもらったことがない」という人も6%いた。
役職別に見ると、「お返しが大変」と思う経営者は52.8%、幹部・役員クラスは57.9%と平均より高い。一方、「嬉しい」は部長クラスで54.2%、課長クラスで61.9%と高くなっている。
社内バレンタイン禁止企業は8%
社内バレンタインについてどう扱っているのかを聞くと、「黙認している」が最も多く36.0%。「公認している」(9.0%)、「奨励している」(1.0%)を含めると4割以上が社内バレンタインを行っている。
近年、渡す側の負担が大きいとして、社内でチョコレートを渡すことを禁止する職場も出てきているが、「禁止している」と回答した人は8.0%となった。
取引先など社外人に渡すことについても「黙認している」(28.0%)が最多で、「公認」が5.0%、「奨励」が3.0%。「禁止」は7.0%となった。
社内外ともに禁止している企業もあり、「お返しを考えて購入する時間、コスト等を考慮して必要性を感じない」という声もあがっていた。
バレンタインにもらって嬉しいものについては、「チョコレート」が最も多く68.0%という結果になった。「チョコレート以外のプレゼント」が嬉しいと回答したのは11.0%に留まった。
最後に、今までのバレンタインで貰ったプレゼントの最高実績を聞いたところ、平均は11.3個となった。役職別にみると、「経営者」が最も多く15.2個で、「幹部・役員クラス」(9.7個)、「部長クラス」(8.0個)、「課長クラス」(6.9個)と続いた。経営者の中には50個以上と回答した人もいた。