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柄本佑の鮮烈な口づけの行き着く先は? 『知らなくていいコト』ケイトと尾高を繋ぐ“不倫”の2文字

2020年02月13日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『知らなくていいコト』(c)日本テレビ

 吉高由里子が主演を務める『知らなくていいコト』(日本テレビ系)が、2月12日に第6話を迎えた。


参考:【場面写真】ホテルでは一線を越えなかったケイト(吉高由里子)と尾高(柄本佑)だが……


 現在、回を増すごとに視聴者ファンを増やし続けている尾高(柄本佑)。元彼で現在は妻子を持つ尾高に、ケイト(吉高由里子)の思いは大きくなっていく一方だった。その思いは尾高も一緒。仕事場のコーヒーメーカーを触る妻の姿に、ケイトの面影を重ねる。動物の写真のレタッチをする息抜きにケイトの写真を開く尾高。ちょうどよく仕事場にやってくるケイトに、尾高の気持ちは溢れ、ついに2人は口づけを交わすのだった。


 「俺の心にいつもケイトがいる」「ケイトを思わない日がない」「踏みとどまろう」からの熱烈なキス。残念な気持ちをグッと飲み込むケイトの表情……からの急転直下の展開は、上述したファンだけでなく視聴者全員の気持ちを持っていったことだろう。


 「キスしたいです。そういう気分になってる自分に困ってるっていうか……」。8年前、不倫を追っかけた徹夜明けのハイな会話の車中キスから、ケイトと尾高の関係は始まった。3年前までの恋人の感じが残っているから、悪いことをしていると思えないとケイト。それに共感する尾高は、踏みとどまれずに唇を重ねる。車中、コーヒーメーカー裏のキスと比べても、『知らなくていいコト』史上最も美しい画と言って過言ではない。


 ラブホテルに入っても“男と女”の関係にならなかった2人が、ついに不倫の関係に。きっかけの一つとして、ケイトの父で殺人犯の乃十阿(小林薫)が起こした事件があり、なぜあんな犯罪を起こしたのかという“本当のコト”を知る目的が、2人には残されている。過去の尾高同様、ケイトも乃十阿に水をかけられ何も聞き出すことができなかった。乃十阿の元弁護士・高村(平田満)が何か知っているようだが、今のところ進展はない。


 新しくできた彼女の小泉(関水渚)と幸せそうにしている野中(重岡大毅)だったが、変わらずケイトと尾高に屈折した感情を持ち合わせている。第6話では、元将棋部の主将として将棋の棋譜を使った暗号を解くという、コミカルな一面を垣間見せた野中。謎解きをして拍手喝采を受けるドヤ顔の野中には久しぶりに笑わせてもらったが、すでにリリースにて報じられている通りに、第7話ではケイトの父が殺人犯であることをある相手に漏らしてしまう。ドラマ公式にも“クズ男”と認定されたどころか、“闇落ち”と予告される始末。重岡大毅にとって野中は、なんとも冴えない役どころという印象であったが、一周してヒール役に転じ、ここにきて一番スポットが向くキャラに変貌してきている。


 さらに、第7話の予告では、ケイトが襲撃者に刺されるという絶体絶命のピンチに。東源出版に集まるマスコミ。出入り口にて鋭い目つきで振り返る野中の姿。『知らなくていいコト』もいよいよ終盤に突入。野中の暴露にケイトと尾高が取る行動は。(渡辺彰浩)