リンクトイン・ジャパンは2月12日、「仕事で実現したい機会に対する意識調査(Opportunity Index 2020)」の結果を発表した。経済状況や幸福度、仕事で成功する自信などを算出。22か国の18~65歳3万人以上から回答を得た。
「100点」を自信の基準得点とした場合、日本は「仕事で実現したい機会」で80点となり、22か国中最下位で、仕事に対して最も悲観的で自信がないことが分かった。一方、トップ3は「インド」(121点)、「インドネシア」(117点)、「中国」(116点)だった。
日本、"良い生活"に重要なトップ3「健康」「精神」「仕事」
このほか、点数が基準を上回ったのは「アラブ首長国連邦」(115点)、「フィリピン」(111点)、「メキシコ」(107点)、「ブラジル」(105点)、「アメリカ」(104点)の8か国。
一方、日本に次いで低かったのは「フランス」(85点)、「イタリア」(87点)、「スペイン」(90点)、「イギリス」(91点)といったヨーロッパの国々だった。
続いて「人生で成功するために重要なこと」を聞くと、日本の1位は「一生懸命働く」(72%)に。2位には、世界で唯一「幸運」(66%)が上位にランクインし、以降に「機会均等(社会的平等)」(62%)、「汎用性のあるスキル」(60%)、「変化を喜んで許容する」(57%)だった。
世界平均でも「一生懸命働く」(81%)が同様に1位になった一方、2位以降は「変化を喜んで許容する」(80%)、「ふさわしい人々とのつながり」(76%)、「機会均等(社会的平等)」(75%)、「学歴」(74%)と続いた。
「仕事に求めること」については、日本では「ワークライフバランスが優れている仕事」(35%)が1位に。以降に「家族や友達と充実した時間を過ごす」(34%)、「雇用の確保」(32%)、「身体や精神をアクティブに維持する」(30%)と続いた。
世界平均では「ワークライフバランスが優れている仕事」「好きなことができる仕事」(各40%)が1位。3位以降は「雇用の確保」(38%)、「家族や友達と充実した時間を過ごす」(36%)、「身体や精神をアクティブに維持する」(33%)と続いた。
次に「良い生活にとって重要な要素」を聞くと、日本のトップ5は「良好な健康状態」(52%)、「精神的な豊かさ」(35%)、「安定した仕事」(26%)、「優れたワークライフバランス」「安定した仕事」(各22%)に。
一方、世界平均では「良好な健康状態」(49%)、「経済的自立」(29%)、「愛情のある関係」(26%)、「優れたワークライフバランス」「安定した仕事」(各19%)だった。