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伊沢拓司率いるQuizKnock、ノンスタ井上裕介とクイズ勝負! 巧みな揺さぶりに「心動かさんといて……」

2020年02月12日 16:41  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 『東大王』(TBS系)でおなじみのクイズプレイヤー・伊沢拓司率いるYouTubeグループ「QuizKnock」が2月7日、「【ノンスタ井上365】東大生と芸人の価値観はどっちがズレてるのか?近似値クイズで奇跡が起きたww」と題した動画を公開した。


(参考:QuizKnock伊沢拓司、恋の難問に大苦戦「勉強が100だとしたら、恋愛は2でございます」


 「NON STYLE 井上 365」は、NON STYLE 井上裕介の公式YouTubeチャンネルで、ボードゲームを中心に仲間と撮影した動画を投稿している。謎解きを趣味に持つ井上が、後輩芸人のグッド良平。(グッドウォーキン)、バケモン先生を引き連れQuizKnock(伊沢、こうちゃん)に挑んだのが今回の企画。井上が知り合いに誘われた飲み会にQuizKnockメンバーも参加していたことから意気投合し、コラボが実現したということだ。


 QuizKnockのチャンネルで行なっているのが、「クイズいいセン行きまSHOW!」。例題でこの企画を説明すると、「ナルシストとは、1日何回以上鏡を見る人のことでしょう?」というお題に対して、5人の答えを大きい順に並べた真ん中の人が正解となる。問題の答えを正解するのではなく、中央値を答えるのが正解という、他の人と価値観がズレていると不正解となってしまうゲームだ。相手の答えを誘導する駆け引きも重要になる。


 今回の企画で発揮されているのは、伊沢の誘導戦術。「全世界で過去1年間に発見された生物は何種類でしょう?」というお題に、伊沢は「日本のバラエティ番組が見つけることは結構あるじゃないですか。ということは、相当見つかってると思うけど」とつぶやき、井上は「ちょっと分からんわー!」と困惑していた。


 こうちゃんも「思ってる以上に生物は見つかってないから、結構見つかるんですよ」と揺さぶりにかけていく。「この2人は頭いいから、言葉巧みに俺たちの基準値を動かしている。それにブレたらあかんねんて!」と伊沢の戦略に気付きつつも、井上は伊沢の「1万8250種」、こうちゃんの「2500種」を大きく上回る「120万種」と記載。結果、こうちゃんが基準値となり正解を獲得し、井上を「俺が数字を書くまで言葉巧みに心動かさんといて。上手やなぁ!」と言わしめた。


 思い出されるのは、はなお、でんがん、ゆきりぬと実施した高学歴YouTuberだけでの「人狼ゲーム」。第1試合で預言者(占い師)となった伊沢は開口一番に自身が「預言者」であることを明かし、「市民」を信頼させていった。結果的に、伊沢は追放されてしまうが、預言者としてゲームの流れを作り、戦況説明をする姿と、今回の近似値クイズには、いずれも伊沢の心理戦の強さを感じるところだ。知識だけではない総合的な知力が問われる企画を、今後も楽しみにしたい。(汐華熱波)