東京メトロは2月20日から、駅構内で新サービス「Coco Desk(ココデスク)」の提供を始める。同サービスは、モバイル端末利用に必要な電源コンセントやWi-Fiのほか、エアコンによる温度調節も可能な個室型ワークスペースを時間貸しするもの。リリースでは
「駅構内という立地に加え、短い時間でのご利用が可能であることから、移動中のスキマ時間を有効に活用することができます」
と利便性をアピールしている。
モバイルワーカーの強い味方になれるか? 利用料金は15分250円
同社はこれまで、テレワークなどのオフィス以外で仕事をするモバイルワーク需要に応えるため、富士ゼロックスと共同で実証実験を行ってきた。
ココデスクは、幅1.3メートル、奥行き1メートル、高さ2.1メートル(内寸)の箱型。デスク周りは、資料を広げられるように快適な広さを確保したほか、足元にはキャリーケースも収納できる。出張中の会社員には嬉しい気配りだろう。
さらに、座り心地のいい椅子や、人間工学に基づいた明るさなど集中できる環境を追求。壁には防音パネルが使われており、周りの音や人の声を気にせずに資料作成や電話、オンライン会議ができる。また、リリースでは読書や学習スペースとしての活用も推奨している。
20日時点での設置駅は、溜池山王駅(南北、銀座線)に3台、明治神宮前駅(千代田、副都心線)に2台、池袋駅(有楽町線)に1台、六本木一丁目駅(南北線)に1台の計7台。他の駅についても順次設置を進めるとしている。
利用には、事前にウェブサイト上で会員登録、事前予約が必要。料金は15分250円(税別)で、クレジットカード決済のみ受け付けている。