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ナオミ・ワッツ、ティム・ロスら出演 17歳の黒人高校生の内面に迫る『ルース・エドガー』5月公開

2020年02月10日 16:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『ルース・エドガー』(c)2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画『Luce(原題)』が、『ルース・エドガー』の邦題で5月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開されることが決定した。


参考:ほか場面写真はこちらから


 J・C・リーの戯曲『Luce』を映画化した本作は、17歳の黒人の高校生ルースの知られざる内面に迫り、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をえぐるサスペンスフルなヒューマンドラマ。


 文武両道に秀で、スピーチやユーモアのセンスにも長けたルースは、アフリカの戦火の国で生まれた過酷なハンデを克服し、さまざまなルーツを持つ生徒たちの誰からも慕われている存在に。しかし、ある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立し、彼の順風満帆な日常が大きく揺らぎ出す。ルースが危険な過激思想に染まっているのではというウィルソンの疑惑は、ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターの胸にも疑念を生じさせていく。はたしてルースは、“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしい怪物”なのか……。


 主人公ルース役で、『イット・カムズ・アット・ナイト』『WAVES/ウェイブス』のケルヴィン・ハリソン・Jr.が主演を務める。プライベートに問題を抱えながら、ルースと激しく敵対する教師ウィルソン役で、『ドリーム』『シェイプ・オブ・ウォーター』のオクタヴィア・スペンサーが出演。さらに、ナオミ・ワッツとティム・ロスがルースの両親を演じる。監督・製作・共同脚本を、オバマ大統領の時代に上演されたJ・C・リーの戯曲に感銘を受けた、『クローバーフィールド・パラドックス』のジュリアス・オナーが担当する。 (文=リアルサウンド編集部)