トップへ

YouTuberチャート分析:江頭2:50が9日で100万人登録突破 川口春奈、AAA末吉秀太も快進撃

2020年02月10日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 1週間で注目を集めたYouTubeチャンネルをピックアップし、その理由を探る本企画。YouTuberに関するデータを提供する「NoxInfluencer(ノックスインフルエンサー)」による「Top 100 登録者増加数Youtuberチャンネル」」(2月9日更新/対象期間は1週間)を参照した。


(参考:江頭2:50が“最強YouTuber”になれる理由 「1回の伝説」積み重ねる適性を分析


 2月2日から9日の間で最も登録者数が増加したチャンネルは、お笑いタレント江頭2:50の「エガちゃんねる」(↑2989.7%/登録者数96.4万)だった。2月1日に同チャンネル初の動画を投稿すると、これが急上昇ランキング1位にランクイン。投稿初日で約10万人、2日目にして30万人以上も登録者が増加し、ついには2月9日に登録者数100万人を達成した。


 チャンネルの登録者数はこのまま順調に伸びていきそうだが、気になるのは収益化面。TVや営業先で数々の過激な伝説を残してきた江頭といえば、求められるのはコンプライアンスに真っ向から立ち向かう姿。しかし、規約に違反すると収益化できないのが現状のYouTubeで、視聴者が観たいと思われる江頭の姿を優先すると、活動するための資金繰りが上手くいかない可能性が出てくる。


 同チャンネルは、ブリーフ団という名称のチームとして活動しており、現在はスタッフ揃って無報酬で活動しているとのこと。江頭は、サブチャンネル「エガちゃんねる~替えのパンツ~」に投稿した動画「エガちゃんねる開設日の夜、江頭2:50からお礼のコメント」で、「こいつらを食わしたいよ」とブリーフ団のメンバーと話しているが、YouTubeの規制強化も相まって、今後配信されるであろう過激なコンテンツを収益化していく方法にも注目が集まっている。


 2位にランクインしたチャンネルは、NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』でも注目を集めている、女優・川口春奈のチャンネル「川口春奈オフィシャル はーちゃんねる」(↑2039.0%/登録者数47.7万人)。記念すべき1回目の投稿では、「突然ですが、生配信!!!」とゲリラでの生配信を実施し、約120万近い再生数を記録するなど、その人気ぶりを遺憾なく発揮した。


 続く2つ目の投稿では、川口の生まれ育った長崎県・五島列島に帰郷するVlog動画を公開。自身がカメラを持ったまま、母と喋ったり、買い物に出かけたりする内容なのだが「元から飾らない感じの人だとは思ってたけど、飾ってなくてこの完成された感じ。」「テレビの中の手に届かないような存在の女優さんがこうやって親近感湧く動画上げてくれてますます好きになる笑」と素の川口が見れるとあって、好評を博している。


 そして、3位にはゲーム実況チャンネル「しゅーた。」(↑258.9%/登録者数4.45万)が登場した。実は同チャンネルでは、このほど15周年を迎えたパフォーマンスグループ・AAAの末吉秀太が実況動画をアップしており、双子のお笑いコンビ・ザ・たっちと共に、サバイバルホラーゲーム『Dead by Daylight』を楽しんでいる様子が公開されている。


 AAAは、2020年内に一旦の活動休止を発表していることから、活動の場が一度縮小するかと思われた。しかし、今回のゲーム実況チャンネル開設をキッカケに、個人としての活動はさらなる広がりを見せると思われる。また、「プライベートの声聞けてる感じでめちゃくちゃ嬉しいんだが」「秀太くんともっと距離が縮まった気がして嬉しいです」など、YouTube特有の距離感に喜ぶファンも多いようだ。


 今週の登録者増加数トップ3は、江頭2:50、川口春奈、末吉秀太と三者三様のジャンルで活躍するタレント陣が席巻。地上波で知名度を集めた分、スタートダッシュからグングンチャンネル登録者数を増加させている。そのほか、テロップやオープニングの編集が凝っているものが多く、製作・演者がチームとして動いていることも窺える。動画のクオリティ・知名度ともに最高水準のタレントたちが、どこまでYouTubeで上り詰めるのか。今後に期待したい。(鳥羽竜世)