トップへ

SKE48松井珠理奈が卒業発表 相次ぐ卒業、脱退で再び「アイドル氷河期」に突入か

2020年02月09日 15:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

SKE48からの卒業を発表した松井珠理奈
SKE48最後の現役1期生・松井珠理奈(22)が2月7日、SKE48劇場で行われたチームS「重ねた足跡」公演のなかでグループからの卒業を発表した。彼女がSNSで改めて「急に驚かせてしまってすみません」と卒業発表したことを報告し「これからも、変わらず応援よろしくお願いします! メンバーの成長を感じ、私も勇気を出して一歩踏み出そうと決めました。前向きな卒業です」とつぶやいたところ、ファンから「珠理奈は48グループ最大の功労者だよ 珠理奈がいなければ、SKE48がブレイクして、48グループの全国展開や世界展開が進むことも、坂道シリーズだってあり得なかったと思う」との反響があった。

Twitter上では「推しの卒業 脱退ラッシュ…平手友梨奈…松井珠理奈…気分のあがりさがり激しいやつやん」、「白石麻衣と平手友梨奈と松井珠理奈が同時期に卒業発表って本当にマズいですよ…」という声も見受けられるように、松井珠理奈の卒業はファンにとってはもちろんだがアイドル界にとって大きな衝撃となりそうだ。

1985年にデビューしたおニャン子クラブが、女性アイドル界に新しい波を起こしながら1987年に解散。それからおよそ10年を経て1997年にモーニング娘。が誕生すると、1999年9月9日に発売した7枚目シングル『LOVEマシーン』の大ヒットでブレイクするまでカリスマ性のある女性アイドルが不在だった。その間を「アイドル氷河期」と呼ぶことが多い。

モーニング娘。の人気が全盛期に比べて下降してきた頃、2005年12月8日にAKB48が秋葉原のAKB48劇場で初公演を行い、翌年10月にメジャーデビューシングル『会いたかった』をリリース。2008年10月には前田敦子と松井珠理奈(SKE48)がダブルセンターを務めた10枚目シングル『大声ダイヤモンド』が発売された。そのあたりから人気に火がつきはじめるとアイドルグループが乱立して、アイドル戦国時代に突入していく。

そのようにアイドル界を牽引していたAKB48だが前田敦子、大島優子の卒業によって転機を迎えた。それでもHKT48の指原莉乃、SKE48の松井珠理奈、NMB48の山本彩といった姉妹グループの絶対的エースが活躍し、本家AKB48も正統派アイドル・渡辺麻友に加え彼女たちが選抜メンバーになることで人気を保ち続けた。

だが2017年12月31日のNHK「紅白歌合戦」をもって渡辺麻友がAKB48を卒業、2018年11月4日の卒業公演をもって山本彩がNMB48を卒業、2019年4月28日の卒業コンサートをもって指原莉乃がHKT48を卒業と48グループからカリスマ性のあるメンバーが去っていった。

しかも2020年に入ると、1月7日に乃木坂46の人気を押し上げた白石麻衣が3月25日に発売予定の25枚目シングルをもって卒業することを発表、さらに欅坂46の中心的存在だった平手友梨奈が1月23日に脱退と坂道シリーズにも激震が走った。そこにきてSKE48の松井珠理奈が卒業発表したのだから、アイドルファンがただならぬ空気を感じても仕方あるまい。

Twitter上では他にも「白石麻衣、平手友梨奈、松井珠理奈と要が卒業していくのアイドル界の転機でしかない」、「白井麻衣、平手友梨奈、松井珠理奈の卒業ってアイドル界本格的に終わりでしょ」といった声が飛びかっており、再び「アイドル氷河期」の到来を予感させる。

ただ一方では、新たな潮流としてBiSHや豆柴の大群といったWACKに所属するアイドルグループが注目されており、今後の展開を見守りたい。

画像2枚目は『松井珠理奈 2020年2月8日付Instagram「卒業発表緊張したな~」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)