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iPhone 9(SE2)の詳細情報がリーク 外観はiPhone 8似、内部は11と同等?

2020年02月08日 07:11  リアルサウンド

リアルサウンド

YouTubeチャンネル『ConceptsiPhone』より

 2020年の3月に発表されると見られている小型のiPhone新機種について、さらに詳しい情報が伝わってきた。かなり的が絞られた内容を、複数の海外メディアが同様に報じており、リークが続々と出てきているようだ。


(参考:iPhone 12の3Dプリントモックが公開に


 それらの推測情報に基づいて、YouTubeチャンネル『ConceptsiPhone』は2月3日、コンセプト動画を公開した。


・iPhoneの売上を伸ばす大きな端末に?
 『BGR』は、これらの動画をもとに、Appleの新機種がiPhone 8の外観に似ているとしている(参考:https://bgr.com/2020/02/03/iphone-9-release-date-2020-specs-price-leak-video/)。


 市場は多くの人が4インチのiPhone SEの後継機を望んでいたが、Appleが3月にリリースする予定の新しいiPhoneは、どうやら4.7インチになるようだ。同メディアによると、外観はiPhone 8に似ており、「iPhone 9」と名付けられる可能性が高いとのこと。


 iPhone 9はiPhone 11の超高速A13プロセッサを内蔵し、Touch IDを備えた4.7インチ・ディスプレイで、予算重視のためOLEDではなくLCDディスプレイになると思われる。5Gには対応していない線が濃厚だ。


 カメラは高機能な一眼カメラが搭載されており、ストレージは64GBと128GBの2種類。色は、スペースグレー、シルバー、レッドなど、様々なカラーバリエーションが揃う。


 そこまでコンパクトではないが、iPhone 9は手頃な価格で、399米ドル前後(約4万4千円)とも伝えられている。最近の高級機種iPhone 11 Proは、999ドル(約11万円)からなので、かなり価格が抑えられていることが分かる。


 『BGR』は「iPhone 9は、ゲームチェンジャーではないが従来は、ぱっとしない四半期にAppleがiPhoneの売上を少し伸ばすのには役立つはずだ」と結んでいる。


・iPhone 9は売り切れ必至?
 他方、『Forbes』は、「Phone 9」は売り切れが続出するだろうと予測。ポートフォリオ最小のiPhoneが最大のiPhoneになるのはなぜかを説明している(参考:https://www.forbes.com/sites/ewanspence/2020/02/03/apple-iphone-9-iphone-se2-ios13-new-leak-rumor-specs-sales-launch-release-demand/#17eee6ac4f93)。


 『Forbes』も、デバイスはiPhone 8のフォームファクターを使用し、内部はiPhone 11とほぼ一致、スクリーンはiPhone SEの4インチではなく、2014年デザインの4.7インチになるという見立てで、「ハイパフォーマンスの小型スマホを探している多くの人に歓迎されるに違いない」と記した。


 Appleは、ティム・クックCEOが事業をソフトウェアとサービスに移行させる戦略を進めているが、それを達成するためには、幅広いユーザーベースが必要だ。iPhone事業は、依然としてAppleの収益で最大のシェアを占めている。


 『Forbes』は「安価で小型の機種をリリースすることにより、2020年のiPhoneの売り上げを増やすと同時に、Appleのサブスクリプション・サービスのユーザーベースが増加し、新たな計画が前進する」と記している。


 これらの記事をもとに考えると、Appleは今後、低価格の小型機種と高級機種のiPhoneを織り交ぜることで、事業のバランスをとっていくと考えられる。


(Nagata Tombo)