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カラフルでまんまる!富山のかわいい和菓子

2020年02月07日 10:02  オズモール

オズモール

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◆【富山県のご当地スイーツ】スイーツなかのが選んだ逸品!老舗和菓子屋のカラフルなまんまる和菓子

(c)YOSHIMOTO KOGYO
年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。アンテナショップを巡って探して出してきた、スイーツなかのイチオシのご当地スイーツは一度は食べたい逸品ばかり! 今回は、「かわいいパッケージのおやつ」から、「日本橋とやま館(日本橋)」の逸品、薄氷本舗 五郎丸屋の「T五(ティーゴ)」をお届け。



名前の由来はあの名曲から!?
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、富山県「薄氷本舗 五郎丸屋」が作る「T五(ティーゴ)」をご紹介します。五郎丸屋さんは創業260年以上という、富山では一番歴史がある老舗和菓子屋さんで、現在の店主・渡邉克明さんは16代目。五郎丸屋さんといえば「薄氷(うすごおり)」というお菓子が有名で、富山土産で買ったことがある人も多いハズ。1752年、5代目・五郎丸屋八左衛門さんの手によって作られた干菓子で、田んぼの水面にうっすらと張った氷を見て考案されたそう。富山特産のもち米・新大正米を使って薄く焼いた煎餅に、阿波産の和三盆を一枚ずつ丁寧にはけ塗りして作られます。僕がはじめて薄氷を食べた時の印象は、パリッと噛んだあとに、口の中で自然と溶けていく、昔ながらのやさしい甘さがあり、どこか不思議な食感のお菓子でした。





そんな歴史のある薄氷をベースに、「現代に愛される一品を」と、16代目の渡邉克明さんが作ったのが、T五。名前の由来は、ジャズの名曲「Take Five(テイク ファイブ)」から。当時では珍しい5拍子で演奏された曲ですが、今ではジャズの不朽のナンバーとして知られています。T五にも後世に続くお菓子になってほしいと願いを込めて、「Take Five」から「T五」と名づけました。なんて、オシャレ! ほかにも「T」には「TOYAMA(富山)」「TONE(色)」「TASTE(味)」という意味が込められているなど、ネーミングセンスがすごスィーツ!



5枚入り756円
そんなオシャレな名前とリンクするような、モダンなパッケージもステキ。包み紙を開いていくと、ふわふわの綿(わた)で包まれた、5枚のT五が出てきます。丸いシルエットに、淡い色合い。なんて、美しいのでしょうか。割れやすいお菓子なので、やさしく守られているような、温かみを感じます。T五は、桜(春のよろこび・塩味)、抹茶(樹々や草の息吹・苦味)、柚子(陽の光の恵み・酸味)、和三盆(冬のぬくもり・甘味)、胡麻(季節間の土用・滋味)と、それぞれ色と味に意味が込められています。どれも、口に入れるとジュワッと素材の味が広がるのがたまらない。なかでも僕は黄色の柚子が好み。富山県庄川産の柚子果汁をたっぷり使って、小さな丸い薄氷に心地よい酸味が凝縮されています。お茶だけでなく、紅茶やコーヒーとペアリングしたくなる和菓子でもあります。ちょっとした大人のプチギフトにぜひ!