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新型肺炎めぐるデマで厚労省が呼びかけ「“アルコール消毒は効果ない”は嘘。ちゃんと消毒して」

2020年02月06日 14:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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厚生労働省は2月6日、新型コロナウイルスに関する誤情報が広まっているとして、公式ツイッターで注意を呼び掛けた。誤情報の内容は、「新型コロナウイルスの予防にアルコール消毒は効果がない」というもので、

「これは誤った情報です。厚生労働省では、咳エチケットや手洗い、うがいなどと並んで、『アルコール消毒』を行っていただくよう、国民の皆さまにお願いしています」

と伝えた。

「アルコール消毒液がどこに行っても売っていない」品薄嘆くコメントも

厚労省のページでは、コロナウイルスの予防法が載っている。そこには

「一般的な衛生対策として、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、咳エチケットや手洗い、うがい、アルコール消毒など行っていただくようお願いします」

と書いてある。しかし、「効果がない」とするデマがツイッターの一部で広がっていた。訂正を呼び掛けた厚労省のツイートは1万件以上リツイートされた。

厚労省のツイートには「どこに行ってもアルコール消毒液が売っていない。手元にない場合はどう予防したらよいか」というコメントもついていた。マスクと同様、消毒液も品薄状態が続いているようだ。

コロナウイルスをめぐっては、国内外を問わず様々なデマが流れている。国内では、「青森で中国人観光客が発熱した」といったものや、「致死率が最強」といった噂が流れたが、どれも嘘であることが判明している。

ツイッターやフェイスブックなどのSNSでは、こうしたデマが拡散しないよう対策を取っているが、一度広まったものはなかなか収束しないのが現実だ。信頼できる情報源を活用し、デマに惑わされないようにしたい。