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H2Oトップ交代、阪急阪神百貨店の現社長 荒木直也氏が就任

2020年02月06日 13:22  Fashionsnap.com

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エイチ・ツー・オー リテイリング新代表取締役社長に就任予定の荒木直也氏 Image by: エイチ・ツー・オー リテイリング
阪急百貨店や阪神百貨店などを運営するエイチ・ツー・オーリテイリング(以下、H2Oリテイリング)が、現代表取締役の荒木直也氏を4月1日付で社長に昇格させると発表した。これに伴い、H2Oリテイリングの現代表取締役社長の鈴木篤氏は、取締役会長になる予定。
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 荒木氏は1981年に旧阪急百貨店に入社し、2004年に執行役員に就任。H2Oリテイリングから会社分割により新設された百貨店事業会社の阪急百貨店や、阪急阪神百貨店の執行役員を経て、2012年からは阪急阪神百貨店の代表取締役社長とH2Oリテイリングの代表取締役を兼任している。H2Oリテイリングの社長就任により、阪急阪神百貨店では会長職に就く。
 新人事についてH2Oリテイリングは、「事業環境の大きな変化に対応するため、新たな経営体制のもと、経営基盤の強化と意思決定の迅速化を図り、持続的な成長発展と更なる企業価値の向上を目指す」と理由を説明している。
 阪急阪神百貨店では荒木氏の昇格により、新たな代表取締役社長に現在取締役執行役員の山口俊比古氏が4月1日付で着任。山口氏は1986年に旧阪急百貨店に入社した後、阪急百貨店の川西阪急や阪急メンズ東京の店長を経験したほか、阪急本店副本店長を務めた。2015年から執行役員に就任しており、企画室や営業政策室などを担当し、2018年から取締役執行役員として運営に携わっている。
 なお、H2Oリテイリングは4月1日付で大手ドラッグストアチェーンを展開するココカラファインとの合弁会社「CFIZ」を設立する予定。H2Oリテイリングのドラッグストア運営のノウハウや商品調達力を活かした店舗作りを目指すという。
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