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JO1の“シンデレラボーイ”金城碧海はポテンシャルの塊 持ち前の才能と努力、ポジティブな性格で魅了

2020年02月06日 10:41  リアルサウンド

リアルサウンド

JO1『PROTOSTAR』(通常盤)

 2月3日、『ZIP!』(日本テレビ系)や『めざましテレビ』(フジテレビ系)でファンミーティングの様子が放送され、同日にはリード曲「無限大(INFINITY)」のMV Teaserを公開したJO1。翌々日の2月5日にも、デビューシングル『PROTOSTAR』のアーティスト写真、ジャケット写真を公開したり、「無限大(INFINITY)」をラジオにて初オンエアしたり、MV Short Ver. + Making Videoが公開されたり、3月4日のデビューに向けて、怒涛の情報解禁をし始めた。JAM(=ファン)たちも、次々発信される情報を追いかけるのに忙しい日々を送っているのではないだろうか。


(関連:『PRODUCE 101 JAPAN』出身 JO1の“姫”こと川西拓実 アイドル性を構成する3つの要素


 大きく羽ばたいていくであろうJO1の魅力を改めて伝えていくべく、これまで豆原一成、川西拓実を取り上げてきた。今回は、“シンデレラボーイ”と呼ばれる金城碧海(きんじょうすかい)に注目したい。


 金城は大阪府出身、2000年5月6日生まれの19歳。まだ10代とは思えないクールで色っぽい表情や、身長178cmというスタイルの良さを持つ、いわゆる“塩顔イケメン”だ。『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!、TBS系)第1回目のレベル分けテストでは、未経験ながらもBクラス評価を獲得。しかし、再評価時はダンスのリズムが上手く取れず、トレーナー陣から「未経験(っぽさ)が出てる」という評価を受け、Fクラスへ降格してしまった。だが、そこからじわじわと順位を上げ、デビューを勝ち取った故に“シンデレラボーイ”と称されることが多いというわけだ。


 金城を見ていると、成長の早さと持ち前の才能をうまく出すことができているメンバーだと感じる。ダンスに関しては、未経験ながらもレベル分けテスト時からそれを感じさせない堂々たるパフォーマンスを披露。再評価がFクラスであったもののその後急成長を見せ、コンセプトバトルの「Black Out」ではハイレベルなスキルを持つメンバーに見劣りしないほどのダンスパフォーマンスを披露した。ポテンシャルの塊である。


 そして歌、特に声質。これは間違いなく金城の才能だ。レベル分けテストでの「GLAMOROUS SKY」で魅了された人も多いのではないだろうか。少し鼻にかかった声で芯もしっかり通っている、金城が持つ雰囲気にぴったりのセクシーなボーカルだ。ポジションバトルの「タマシイレボリューション」でもその声質は目立っており、パワフルな歌声のメンバーたちとのコントラストも良かった。それでいてラップもできるから驚きである。


 こうしたスキル面もさることながら、個人的には彼の性格にも注目したい。1分PR動画でも一言一言をハキハキと真摯に語っているなど、折に触れて丁寧さがにじみ出ているのだ。さらに、『PRODUCE 101 JAPAN』の中でも度々「努力して頑張るしかない」と前向きな言葉を述べたり、「Black Out」で悩んでいるメンバーがいるのを見て「チームメイトに不安な子がいるのが嫌だ」と心配したり、周りをよく見つつポジティブでいる金城のスタンスは男気が感じ取れて気持ち良い。さらに、「こう見えて寂しがり屋なので、みなさん構ってください」とスパッと言ってしまえる可愛らしさも持っているから“最強”である(NIKE_ONEプロジェクト動画の中でやってみたいことを問われた回答が、「AIRMAXを履いてお散歩ですかね」なのも最高にキュートだ)。


 金城はきっと影で想像以上の練習を積み重ねているはずだ。されどポーカーフェイスでいられるのは、彼の努力家かつポジティブな性格ゆえなのかもしれない。そこに可愛らしさも併せ持つとなれば、多くの人の心に響きそうである。知れば知るほどハマっていく人が増えていくメンバーではないだろうか。(高橋梓)