企業口コミサイト「キャリコネ」は1月9日、「銀行業界の仕事にやりがいを感じる企業ランキング」を発表した。銀行業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「仕事のやりがい」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載の銀行業を営む企業のうち、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2016年4月~2018年3月。
1位は「北陸銀行」で、仕事のやりがい評価は5点中3.20。2位以降、「三井住友銀行」(3.12)、「三菱UFJ銀行」(3.11)、「青森銀行」(3.07)、「みずほ銀行」(3.03)と続く。
北陸銀行「価値のある商品を生み出し続ける中小企業の成長に欠かせない役割を担っている」
1位「北陸銀行」のやりがいについては、
「日本企業の99%が中小企業であるなか、中小企業の成長に欠かせない役割を担っているのが地方銀行です。銀行の融資係は中小企業の潜在的な能力を見極めることで、融資できるかを決定していきます。商品次第では、将来性を見込んで大きな融資をすることもあります。石川県では伝統的な産業があり、価値のある商品を生み出し続ける中小企業が多いので、その環境の中で法人営業をしていくことは非常にやりがいがありました」(法人営業/20代前半男性/年収420万円/2013年度)
といった口コミが寄せられている。北陸銀行は、富山市に本店を置く地方銀行。北海道銀行などと同様に「ほくほくフィナンシャルグループ」の傘下に入っており、北陸や北海道を中心に広域展開している。
2016年には、富山県が本社の企業として初めて厚生労働省から「プラチナくるみん」の認定を取得。2017年には、女性活躍推進に向けた取り組みが評価されて「えるぼし(2段階)」の認定も受けている。その他にも、「ふくい女性活躍推進企業」や「いしかわ男女共同参画推進宣言企業」の認定を受けるなど、外部から高い評価を得ている銀行だ。
「ジョイフル休暇」や「アニバーサリー休暇」「リフレッシュ休暇」など各種休暇制度も充実させているほか、北陸の金融機関としてはじめてのテレワーク制度も試行中。時差出勤制度の実施や20時以降の勤務の原則禁止など、労働時間削減や生産性向上のための取り組みも行っている。