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iPhone 12の3Dプリントモックが公開に その信憑性は?

2020年02月06日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

https://youtube.owacon.moe/watch?v=CD1i_DMELPMより

 YouTubeチャンネル『Mac Otakara』は1月31日、トレーディングプラットフォームAlibabaから入手した、iPhone 12(5.3インチ)、iPhone 12 (5.9インチ)、iPhone 12 Pro(6.4インチ)の3Dプリントモックアップを映像で公開した。


(参考:iPhone SE2(iPhone 9)は3月発売? 日本出荷なしの可能性も


・寸法や外観の比較、多くのズレ
 その映像は、iPhone 11、iPhone 11 Proと比較し検証していくというもので、リークしているiPhone 12の画面は5.4インチと6.1インチと、サイズが異なっているようだ。


 また、iPad Proの設計のように、側面が平らで、マイクとスピーカーの穴の数がそれぞれの機種で異なっていることも確認できる。


 iPhone 12の3Dプリントモックアップは、いずれのモデルも厚さが約7.4mmだ。したがって、厚さは7.3mmのiPhone 8に近いといえるかもしれない。


 iPhone 12(5.3インチ)の3Dプリントモックアップの高さは131mm。iPhone SE(4.0インチ)の高さが123.8mm、iPhone 8(4.7インチ)の高さが138mmのため、その間だ。幅は64mmで、iPhone SE(4.0インチ)の幅が58.6mm、iPhone 8(4.7インチ)の幅が67.3mmのため、こちらも2つの中間といっていい。


 iPhone 12 (5.9インチ)の3Dプリントモックアップの高さは146mm。iPhone 11(6.1インチ)の高さが150.9mm、iPhone 11 Pro(5.8インチ)の高さが144mmのため、その間くらいだ。幅は71mmで、iPhone 11 Pro(5.8インチ)の幅71.4mmに非常に近い。


  3Dプリントモックアップでは、iPhone 12 Pro(6.4インチ)のみ3眼カメラで、iPhone 12(5.3インチ)とiPhone 12 (5.9インチ)は2眼カメラであることも確認できた。


 そんなiPhone 12の3Dプリントモックアップについて、『9to5Mac』が分析記事を掲載。(参考:https://9to5mac.com/2020/02/01/video-latest-mockups-compare-relative-sizes-of-rumored-iphone-12-lineup/)。5.4インチと6.1インチのiPhoneの比較には「かなりいい線いっている」としながらも「iPhone 12 Maxが6.7インチだと仮定すると、この6.4インチのモックアップの寸法はあまり正確ではない」と伝えている。


 ちなみに、TF International Securitiesのミンチー・クオ氏は、2020年のiPhone 12ラインナップは、5.4インチOLED iPhone1つ、6.1インチOLEDモデル(異なるカメラ仕様)が2つ、6.7インチOLEDモデル1つと予想している。


・信憑性は「鵜呑みにしないほうが良い」レベル?
 『iPhone Hacks』は「モックアップの出どころがはっきりとしないため、鵜呑みにしないほうが良い」と注意を促す(参考:http://www.iphonehacks.com/2020/02/alleged-iphone-12-mockup-video.html)。


 Appleは今年、iPhoneのラインアップ全体を再設計したと噂されているが、今回の動画に映っているモックアップは、どれもそれを示していない。Appleは2020年のiPhoneラインナップに、5G、背面の新たなARカメラの追加等、外観も内部も再設計しているはずだとしている。


 今後、iPhone 12の更なる情報が待たれるところだ。


(Nagata Tombo)