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ゾフ、ジンズ、眼鏡市場で花粉対策メガネの売上が倍増 新型コロナウイルス感染予防で注目

2020年02月05日 20:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ゾフの「Zoff +PROTECT」 Image by: ゾフ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、アイウェアブランド各社が販売する花粉対策メガネの売上が急激に伸長している。花粉対策メガネには花粉が目元に付着するのを防ぐフードが付いているが、新型コロナウイルスの流行を背景に感染防止の保護メガネとしての需要が伸びているという。
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 コロナウイルスは中国・武漢を中心に世界的に感染が拡大しており、日本国内でも感染予防の注意が喚起されている。日本環境感染学会によると、ウイルスは基本的に飛沫により感染するため、手指の衛生管理に注意が必要で、菌が付着した手を介して目や口の粘膜に接触することで感染の危険が高まるという。
 「ゾフ(Zoff)」では、花粉対策メガネ「ゾフ・プロテクト(Zoff +PROTECT)」が発売から1週間の売上が昨年比2.5倍を記録。一部では中国人観光客が花粉メガネを買い求める姿も確認されているという。「眼鏡市場」は、花粉対策メガネカテゴリー全体で1月20日から2月4日までの売上が昨年比2.9倍に伸長。ブランドの広報は「今年は例年よりもインバウンド需要が拡大し、特に中国人の購入が目立つ」と説明している。このほか「ジンズ(JINS)」は花粉を最大98%カットする「花粉CUT」の1月27日から2月2日までの売上が昨年比で2倍以上だったという。
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