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『いきなりマリッジ3』第12話ーー新婚生活4日目、“過去の恋愛”と“今の結婚観”について赤裸々に語り合う

2020年02月05日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『いきなりマリッジ3』(c)AbemaTV

 初対面の男女が出会ったその日に婚姻届を書き、そのまま30日間の“新婚”生活を送る“新婚”観察リアリティーショー『いきなりマリッジ』待望の第3シーズン。「ハイスペ夫婦編」第3話が、2月1日よりAbemaビデオにて配信されている。


(関連:『いきなりマリッジ3』第11話ーー新婚生活2日目、新郎の“もう一つの顔”と新婦の“心の不安”が発覚?


「幸せは2倍、辛いことは半分」


 30日間の“新婚”生活を始めた新郎タケル(33歳)と新婦ナツキ(29歳)には、初めて出会う前から大きな共通点があった。


 第2話で、ナツキは「イケメンに好かれたことないんで」と、タケルの優しさに不信感を募らせていた。帰宅したタケルはそんなナツキの異変を感じとり、「何が気になった?」「なっちゃんの口から聞きたい」と優しく問いかける。ナツキは「自分が勝手に不安になってるだけ」と補足しつつも、抱えている不安をすべて正直に打ち明けた。タケルはナツキの話に耳を傾けた後、「本当の気持ちはアタシしかわからない」と諭す。だが、タケルはナツキの想いを察してか、「人間としておろそかな部分があって、今まで結婚できてない」「雰囲気がこんなんだから、全部が薄っぺらく思われちゃう」と自身の考えや悩みについても告白した。


 「中身をちゃんと見てくれる人と出会いたい」と語っていたタケル。“新婚”生活2日目にして、自分の想いを正直に伝え合うタケルとナツキに、MCの陣内智則と紗栄子、ゲストのアレクサンダーは「2日目でこんな話するんだ」と感心していた。


 “新婚”生活3日目の朝。昨晩の出来事を振り返るタケルは「(ナツキの心の)ケアできたらいいなと思いますけどね」と、ナツキを気にかけていた。いってらっしゃいのハグをするとき、ナツキはタケルに「昨日ありがとう」と笑顔を見せる。ナツキの安堵した表情を見たタケルは「ちょっと元気になってくれたのかな」とホッとした様子だった。


 タケルの優しさにポジティブなコメントを残すMC3人。しかし、紗栄子とアレクサンダーは「タケルがまだ見せていない一面」に不安を感じるようで「(一つひとつの言動に)考えてる感じあるよね」と指摘していた。


 番組中盤、タケルとナツキが出会う前のインタビューが映し出される。タケルは、理想の夫婦観について「幸せは2倍、辛いことは半分」と答えるが、番組がマッチングした相手・ナツキもまた全く同じ回答だった。タケルもナツキも「え、これアタシ(私)の回答じゃないですよね!?」とまだ見ぬ結婚相手の思考に驚く。ナツキに出会う前のタケルは「会ってみたい、早く」と期待に胸を膨らませていた。出会う前から大きな共通点があったタケルとナツキ。30日後の結末に期待が高まる。


 “新婚”生活4日目の夜。晩酌のおつまみを作って、タケルの帰りを待つナツキ。「料理が苦手」と話すナツキだが、何品も振る舞い、「食べてくれる人がいるのは嬉しい」と笑顔を見せる。タケルはナツキの用意した手料理を頬張り、「料理めっちゃ上手じゃん!」と絶賛。「結婚生活っていいね」「一人じゃないのが寂しくなくていいね」と笑い合うタケルとナツキ。“新婚”生活2日目にして深く語り合ったからか、二人はより自然に会話を楽しんでいるように見える。


 酔いの回ったナツキは、タケルの膝に頭を預け寝転がっていた。酔ったナツキはソファから落っこちたり、番組スタッフに「この人(タケル)優しいんですよ」とニコニコしたりと、お酒好きな彼女の新たな一面が露わになる。タケルはそんなナツキをあたたかな目で見守っていた。恋愛に自信がないナツキが、過去の恋愛について「私が悪かった(経験)しかない」とこぼしたとき、「すぐそっちに考えるのよくないなあ」と穏やかに意見するタケルの姿が印象に残る。


 話題はタケルの元カノについてへ。タケルはシンデレラ城の前でプロポーズするもフラれてしまった過去を明かす。しかし、その際に元カノから告げられた言葉に気付かされ、今は結婚相手に対して「相手の気持ちを変えるくらいの熱量で、相手と向き合いたい」と覚悟を決めていることを口にする。タケルの真剣な想いを聞いて、ナツキもまた、30歳を前にして変化した自身の結婚観について話し始めた。


 タケルとナツキは、朝まで語り合ったようだ。ナツキはソファで眠ってしまっていた。タケルはナツキをお姫様抱っこでベッドに運ぶ。寝ぼけていたナツキだが、抱きかかえられた瞬間、照れくさくなったのか「腰折れちゃうー」「死んじゃうからー」と恥ずかしそうに声をあげた。


 “新婚”生活4日目にして、ナツキはかなり自分をさらけ出している。不安をはっきり口に出せる彼女だからこそ、すぐに自然体でいられるのだろう。一方タケルは、まだ見えていない素顔があるように思えるが、彼のナツキを見守るような優しさは決して「営業」ではないと信じたい。次週、二人は“新婚”旅行へ。よりいっそう距離が縮まるのか、それとも……。(文=片山香帆)