メルカリでマスクの高額転売が横行しているのを受け、運営会社は2月4日夕方、公式アプリとブログ上で「マスクの取引に関するご協力のお願い」を告知した。
同社は通知の中で、新型コロナウイルスでマスクが全国的に品薄状態になる中、メルカリ上でもマスクの出品数、購入数が増加しているとし、
「マスクは禁止出品物には該当しませんが、利用者の皆さまにおかれましては、社会通念上適切な範囲での出品・購入にご協力をお願いいたします」
と利用者に呼び掛けた。
マスク出品の全面禁止については「線引きを当社で設定するのは難しい」
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高額転売に対する具体的な対応策については以下のように告知している。
「お客さまのお取引の状況によっては、事務局から入手経路を確認させていただく場合や、商品の削除・利用制限等を行わせていただく場合もございます」
利用者の良識に任せるとしながらも、状況次第では強制的に排除するということだ。キャリコネニュースが同社広報に、マスク転売そのものを一律禁止にする案はなかったのかを確認したところ、
「仮に禁止する場合に、販売するマスクの『価格がいくら以下』『枚数が何枚以下』といった線引きを当社で設定するのは難しい」
と判断に至った理由を説明。事務局としてはこれまで通り、不正な出品が疑われる場合などは、個別のケースに応じて対処していくという。